今週のお屋敷ご帰宅記

今日からお名前呼びが発動しました。

わかんないけど「名前を呼ぶ」ということをポイント特典にしてるコンカフェってスワロだけじゃないんだろうか…。

社交的で人懐っこいお嬢様だろうがそうでないお嬢様だろうが、平等に15回通えば呼ばれるし通っていなければ呼ばれない、究極の平等社会では。

コンカフェは、というか日常では一般に、覚えてもらえれば呼んでもらえるし覚えてなければ呼ばれないし、それが当たり前で「名前覚えてくれてうれしいなあ」って思ったとしても、そこで騒ぐのもなんか不自然だしさらっと通り過ぎていく出来事。でもそこをあえてクローズアップして「おめでとうございます」というイベントにするってなんか面白いなあとおもった。

新規にお屋敷ネームをつくるか苗字にするか名前にするか散々悩んだあげく、苗字であり5年以上に渡って使用しているコンカフェネームでもある「ありま」で登録した。敬称も一応様かお嬢様で選べたけど、もはやこの際様でもお嬢様でくんでもちゃんでもさんでもなんでもいいや…と名前登録カードの敬称欄のどちらにも丸をしなかったら自動的に

「ありまお嬢様」

になった。

なんか16回目、初帰宅から5年目にしてやっとチュートリアル終わったみたいな気分…。

 

話は戻る。割と朝方。ドアマンの時任さんに名前を告げると割とすぐお迎え。

嘉島さんと環さんだった。

わーTact(スワロ店舗内ユニット)のひとだ…。

写真とMVは見たことあるしお屋敷内でも見たことあるしお化粧室帰りのエスコートもしてもらったことあるけど、お話はしたことない…。

写真とMVではイメージ掴みにくかったけど、お話ししてみるとすごい気さくなお兄さんという感じだった。

別にTactや歌劇団のファンであるかないかとかお屋敷の古参かそうでないかとかで線引きすることもなく、慣れによる惰性で定型文でお話しするということも全然なく、フラットで自然体にお話ししてくれる感じが、あっすごい、長年こんな瑞々しく働けるのって、接客業向いてるひとだ…とおもった。

環さんは例えば美容師だったとしてもお客さんから人気だったとおもう。(関係ないけど百合野さんは女性でメイドだったとしてもお客さんから人気だったと思う)

長くお屋敷にお勤めされているのは、きっと向いてるってことなんだろうなあと勝手にしみじみしてしまった。

 

午前開館直後の時間帯に初めて帰ったけど、昼とも夕方とも違う雰囲気だった。他の時間帯より落ち着いてて、朝の空気が地下のお屋敷にも漂ってる。

 

環さんにお名前カードを出して、メニューを持ってきてもらうや否や、

「ありまお嬢様!メニューをどうぞ」

ありまお嬢様という響きに自分でウケていると、

「慣れるように今日は一杯呼びますねありまお嬢様!!」

あとその後嘉島さんも

「ありまお嬢様!お名前呼びおめでとうございます!」

とわざわざそれを言うためだけに来てくださって、すごい有り難いやら面白いやらうれしいようなの気持ちが入り混じってまた一笑いしてしまった。

 

カップをおまかせにしたら、以前一度壊れてしまったウェッジウッドのレースピオニーというカップがまたお屋敷に戻って来たということで、それを持ってきてくれた。飲み物は阿里山瑞峰高山茶 金萱という、烏龍茶。

前回は四季春っていう烏龍茶を飲んだ。金萱の方が癖がなくて好きかも。

なんか落ち着かないやら喉乾いているやらでやたら飲んでしまって、また環さんがいいタイミング都度注ぎ足してくださるので、結構早々になくなり追加した。

ダイアナローズ、カップは「エインズレイのどれかで」の指定からエイシアンローズブルー。不思議の国のアリスっぽい水色で、好きなカップ。

ご飯は、スープおいしい。チャウダーのスープがほどよい濃さで、具材も鶏肉根菜そして白玉!が入った和洋折衷スープ。お椀に入って出される。

ダイアナローズの風味はとっても薔薇で、ロマンチックでゴージャスだった。美味しい。結構好きかも。

 

メインは鮑ステーキ!肝のクリームソースがガーリック仕立てでおいしい。パンにも合うやつだ…。メインは鮑と牛肉の選択式なんだけど、鮑の方がおすすめだとおもう。お肉はいかんせん量が少ない。鮑も少ないけど、同じ少なめなら鮑の方が満足度高いとおもう。

そういえば鮑用のナイフ出してもらった時

「見たことないタイプのナイフ…。」

「より殺傷能力の高いナイフとなっております。鮑用です。鮑は元から一応切ってあるものですが、もしご必要でしたら」

「より刻みたい時に。」

「はい、より刻みたい時に。」

デザートの時は、

「そういえば、このケーキの中に入ってるこのぱちぱちするのはなんですか。」

「そちらはわたパチでございます。」

「わたパチでございますwwww」

という一幕。

わたパチでございます という日本語なに…w

 

デザートについてる時計型のホワイトチョコを残していたら環さんに

「チョコレート、召し上がらないんですか?」

「なんか前回黒崎さんに『チョコレート食べたんですか?』って聞かれて『食べました』って答えたら『もう二度と時間は見られませんね…』って謎にディスられたんです!初対面なのに!」

と話したところから、環さんより黒崎さんのやっつけ方講座がはじまった…w

「もし劣勢になったら環ベルでお呼びください。私が代わりにやりますので」

でそのタイミングで空になったティーポットとカップは下げてくれたけどお皿は下げなかったので、チョコ食べなよってことかなあ

とおもってチョコは食べました。

 

お会計のタイミングでお化粧室にエスコートしてもらって、席に帰る時のエスコートはたぶん新人さん(浅葱さんではない新人さんでした…)がお迎えに来てくれて、

「右側の一人席です。」

と言ったら

「何番目ですか?」

って聞かれたけど、飲食店でお客さんは普通自分が何卓に座ってるか把握してないからね!!

いやでも逆の立場で私が新人フットマンだったらそつなくこなせるかって私は絶対無理だなあ。だって私仕事中全てのタスクを即座にメモらないと全て忘れるタイプ。そして接客業って即座にメモ取れない場合一杯あるじゃん…。

 

どこかのタイミングで胡桃沢さんが私の席の前の棚を開ける時、眼が合ってぎこちなく微笑んでくれたのがなんかなごんだ。長い髪を綺麗に束ねてポニーテールにして、女の子みたいに可愛く凛としているフットマン。

 

お時間になり、お出かけ。

初帰宅の時の担当執事とフットマンが誰かっていうのと、同じぐらいとまではいかないかもだけど、初名前呼びの担当執事とフットマンが誰だったかも大事だなとおもった。

環さんと嘉島さんでよかったです。

 

 

ギフトショップの自動ドアを磨いている人がいて、あれーこんな使用人のひといたっけと思いつつ

「やってます…?」

と聞いたら

「やっております。」

と振り向いたのは瑞沢さん。

すごい眠そうだった。なんかすっぴん見たみたいな気分だった。

店内に入ってとりあえずお菓子を買おうと棚を覗くと伏見さんが

「何かお探しですか?」

「伏見さん辞めるんですってね!」

「ええよくご存じですね。りんご探しの旅に…。」

「伏見さんがここで一番面白いとおもってたのに!」

「瑞沢などが私の8人分ぐらい働いてくれますので。」

「今日はおやつを買いにきたので、これお願いします。」

とフィナンシェ等を渡してレジへ

「11周年記念のスコーンはいかがですか?」

「えーいや…あー特典写真のサンプルだけ見てもいいですか?」

「どうぞ。」

「でもこれ伏見さん写ってないじゃないですか。」

「いやー寝坊しまして。終わった後に連絡来て、あー…という」

「朝苦手ですもんね…。こたつから出れないタイプ。」

「冬の朝が苦手で、布団から出られないです。」

お会計を終えて、瑞沢さんがまだドアを磨いているので店内で袋を受け取った。受け取りしなに

「また、お会いできるといいんですけどね。」

と言うと

「りんご探しの旅が終われば戻ってきますよ。」と言われ、

「お元気で!」

と別れた。

 

もしかしたらまだ離れる前に会う機会あるかもだけど。

知ったとたんに辞めるって、コンカフェでもアイドル現場でもどこでもあるあるだけど。

誰も誰かの代わりにならない、みんなわかってて、でも知らない顔で送り出す。いなくなった穴を埋める方法を他の誰かが探して、見つかったり見つからずそのままになったり、いずれにせよいつか全てが風化していく。

でもそれは誰かが誰かの代わりになるということとは違う。

みんなそれを言わないのは、言えば言うほどどうしようもなくなるだけだと知っているから。

ぺこりゅうちぇるがゲストの徹子の部屋を見たはなし。

小学生の頃、私はすごいイチローの伝記的な本を読んで勇気づけられ私もがんばろう!とか励みにしていたんだけど、なんか知り合いだか知り合いじゃないんだか、みたいなおっさんにイチローの本持ってるところ見られて

イチロー、イケメンだからね」

と言われて嫌な気持ちになったのをおもいだした。

私が男の子だったら、

イチローみたいになりたいんだね」

とストレートに受け止めてもらえたのだろうけど、なんでそんな私が女というだけでそんな性愛みたいな話に持っていかれるんだろうと息苦しく感じた。

雑な色分けで黒く塗り潰された日。

 

と、書いたところでぺこりゅうちぇるがゲストの徹子の部屋がはじまった。

無国籍なかんじのゲストに優しい番組だとおもう。徹子の部屋

芸人のひとがゲストの時がぎくしゃくする時はたぶん、芸人のひとがあまりにも徹子さんにお笑いやバラエティや芸人社会の文脈を徹子さんに強制しようとする時なんだとおもう。

 

ぺこりゅうちぇるの徹子の部屋は、よかった。

世界に対して自分ができることは常に、自分ひとり分の何かだなあとおもって。

自分が自分で在り続けること。

好きなものを好きだということ。

欲しいものは手に入れようとすること。

いらないものを自分の身に近づけないこと。

説明することを惜しまないこと。

 

りゅうちぇるの、説明することを惜しまず、そしてそれをできるだけにポップに明るく可愛く伝えようとする姿はすごく格好よかった。

言わなくてもわかってよ!なんて、多様性の世界を望むのであればなおのことそんなの甘えだよね。

そう言葉にしているわけではないけれど、りゅうちぇるの姿はそれを言外に強く語っていた。

 

給仕と給餌の違いさえわからなくなってしまったのなら

給仕と給餌の違いが分からなくなってきたら、その店の経営者は経営を見直すべきだろうし、社員やバイトはその店を辞めた方がいい、と割と本気で思う。他人事だからそう言えるだけでしょうと言われたらそうですねとしか言えないけど。

「仕事だから」

と言ったらそうなんだけど、仕事なんだったら仕事なんだからこそ、ほんとに誰のためにもならないことはしたくない。

前、会社で電話取った時に、なんか消防署を偽って配電盤を見せろ?みたいな詐欺だか勧誘だかの電話がかかってきて、これ絶対この電話オペレーターやってる人、無意味しか感じない仕事なのでは…とおもった。

なんか、末端の人間が全くもって無意味で虚しい仕事させられた時点でその事業はもう終わってるんだとおもう。どんな業種でも。仮に適法だったとしても。

 

多忙すぎるコンビニやチェーンの飲食店、なんかもう在り方自体に限界が近づいてる気がしてならない。

そこで働いている人が自分の心を殺しながらただ自分が生きている時間を削ってはお金に変えて、客が人間だということも忘れてしまうような場所に未来があるとは思えない。

 

 

Driver's Highは逃走のアンセム

逃げ癖

とかいう言葉にはじまり、とかく逃げることは美徳じゃないみたいに扱われるけど、

逃走ほどどきどきして楽しいことないのに、なんでそんな恥ずべきことみたいに扱われるのかよくわかんない。どこで逃げるかのセンスの問題はあるかもしれないけど。

最後にとっておきの逃走を残しておいてあるから毎日生きて行ける。

逃走中毒、癖になるほど好き、的な意味では私は逃げ癖、というか逃走癖があるのかも。

なんだかんだ引っ越しも好きだし転校も卒業も好きだ。夜逃げも最高。今まで5回引っ越しをした。ほんとは三か月に1回くらい引っ越ししたい。

逃走の美学があるから、ここぞという時に逃げ出したいから、今日は逃げずにいられるね。

 

ラルクのDriver's Highは逃走のアンセム

www.youtube.com

 

 

 

トランプを勝たせたのは、たぶんああいうおっさん達

帰路。乗り換え時間1分の駅でエスカレーターを降りていたら、右側を足の悪そうなひとが歩いていて詰まってしまった。

後ろのおじさんが舌打ちすると、その人は左に避けた。

それでも間に合わず、おじさんは「くそっ」と悪態をついていた。

 

その気分の悪い状況を考えた。

たかだか5分10分の違いでガタガタ抜かすなよ、おっさん

の一言で済む話ではある。

あの足が悪い人に対して、足が悪いならエレベーターを使うか左側に止まって乗りなよ、

と言いたくなる人もいるだろう。

 

なんかでも私はいつもこういう話になった時、その場にいた人間いずれかの自己責任論だけに議論が終始しがちなのがどうにも気持ち悪い。

じゃあ乗り換え時間1分しか設定されてないダイヤはそれでほんとに適正なのかとか、長時間労働で毎日満員電車で定刻厳守が当たり前で常に急がなきゃいけないような気がしてしまう風土が全然健全じゃないから心がすさむんだろうし、そもそもエスカレーターって両側立ち止まって乗らなきゃいけない乗り物ってことになっているのに、それは全く守られておらず、むしろ右側に立ち止まって乗る人は非常識な人間扱いされる矛盾とか。

色々、言及しなきゃいけないことが本当はたくさんある。

 

仕組みが誰かに理不尽な思いをさせているなら、どう考えても仕組みを変えなきゃ同じことが起こり続ける。そのおかしな仕組みの中にいる「誰か」の気の持ちようの問題だけじゃ事はすまなくないか。満員電車も、新卒採用の仕組みも、色んなことにそう思う。

その場の施政者的な立場の人からすれば、その場に居合わせた者同士で適当にいがみあってくれるのはラッキーで、自分達に矛先が向かない限り自分達は何も不利益が起こらないし何もしなくていいから。

怒りを向けるべき矛先を間違えちゃいけないとおもった。綺麗ごとじゃなく、そういう理由で市民同士はただ助け合った方がいいんだろうとおもった。

お屋敷ご帰宅記

土曜日の夕方。担当はまたもや平山さんだった。よくお会いしますね。

オーダーを取るやいなや、

「ちょっと別の執務で呼ばれてしまって…。お見送りの頃には戻れると思います。」

使用者は、労働者に対して、労働時間が6時間を超え8時間以内の場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与える義務を負っています

http://www.jil.go.jp/rodoqa/01_jikan/01-Q07.html

労働基準法順守は大事。そして午前中からお昼も取らずに夕方この時間まで働いてたってことなのかな…。

代わりの担当は古谷さんだった。割とばたばたしてそうな雰囲気なのに隙の無い完璧なお給仕だった。紅茶の継ぎ足しのタイミングとか、様子見に来るタイミングが絶妙…。他のフットマンにお世話になることもなく、かつ一度もベルを鳴らす必要がなかった。

 

オーダーしたのはキングリアでサラダ、ビーフシチュー、デザート、飲み物のセット。あとパン。

まずパンがめちゃ美味しい。サンドイッチも美味しいし、スワロはもっとパンを推していってもいいのではぐらいだった。ビーフシチューはごろっとしたお肉が入ってるのかなあと思っていたら薄切りの牛ほほ肉が一杯入ってて柔らかく、美味しかった…。また食べたい。

紅茶はフォンディエ。中国紅茶キームンの春摘み茶葉とのこと。

燻製香というみたいなのですが、風味が完全に藁でした。飲むたびに、藁。農場。サラダを食べていると、完全に牛とかがいる農園の風景が思い浮かびました。でも癖が強いお茶だけど、食事と合うし何より食後のプリンと合うお茶だった。

デザートは、平山さんは「カスタードのジュレ」とおっしゃっていた気がするんだけど、出てきたのは完全にプリンだった。カスタードのジュレ=プリンだったのか、単なる間違いなのか、真相は闇の中…。

でも美味しかった。かなり甘いプリンなんだけど、また食べたくなる美味しさ。あれは蜂蜜の甘さかな??紅茶が合う…。ビターなカラメルがあんまり好きじゃないので、カラメルが入ってないのが個人的に推せるポイント。

 

お見送り間際に平山さんが帰って来た。おかえりなさいー。

ほどなくして、お見送り。お名前を失念してしまったのですが、初めてご担当いただく執事の方(乾さんだっけ…?違ったかも)にエスコートいただきました。

「お食事をしっかり召し上がっていただきましたね。次のスケジュールは乗馬でございます。寒いですから室内乗馬場で、東京ドームほどの狭さになってしまいますが…」

容姿に説得力がとてもある方だったので、一瞬ほんとに「そうか…次は乗馬なのか…」と思ってしまった。なんかそういえば執事フットマン共に、ここまでコンセプトバリバリのトークされたことなかった気がするので妙に新鮮に感じた。

 

ギフショでこの日買ったのは、ミルクティーのマドレーヌとチョコレートのマドレーヌ!どっちも普通においしかった!ミルクティーのマドレーヌは完全に午後ティーの味。

これでマドレーヌ全種食べたことになるけど、チョコとプレーンが一番好きだなあ。

 

 

Swallowtail Bar『Blue Moon』

久々に池袋でグーグルマップを開いた。

スーパーポテトの下にまさか予約制のバーがあるとは…。

池袋の執事喫茶Swallowtailの別館というコンセプトのBar『Blue Moon』。

上着を預けて、席に着き、開店時間になると時任執事のご挨拶。

固定の料金を払うと、メニューから三杯好きなお酒とが飲める。あと少しおつまみ(アミューズ)がつく。

本館同様、バーテンダーのシフトは非公開。ただ、その4人のヒント?特徴?みたいなツイートが公式から流れることも。

最初にお会計を済ませ、4杯以上飲んだ人は退店時に超過分を支払うシステム。

時任さんはドアマンしてるとこしか見たことなかったから普通にお話しされるとあんな感じなんだ…。

 

アミューズ、パンについてるチーズがすごく美味しかった…。塩気が強くて白くて、バターのように濃厚で…。

最初の一杯は緑川さんに作っていただいた。まだ見習い中の身で作れないお酒もあるとのことだった。アマレットジンジャーを作ってもらった。まだまだ初々しさがありつつも綺麗な敬語がどのタイミングでも崩れず、物腰の優しいかんじのひとだった。丁寧に慎重に作ってもらったアマレットジンジャーも、そんな味がした。

 

二杯目と三杯目を大河内さんに作ってもらった。すごい、作る手つきがプロだった…。お酒の説明も流暢で。

大河内さんとは、私がメニューの上から順番に頼みたくなってしまう性質があるってところから、

「ではお屋敷の紅茶も…?」

「あっばれますね、そうです、上から順番に飲んでます。」

「お屋敷のメニュー、入れ替わりが激しいから順番にって割と難しくございませんか?」

「それでも今ピュアティー大体全部飲み切りそうなところで…。ただどれも美味しいんですけど、違いがわからないんですよね。」

「それだけ熱心だと一周する頃にはわかるようになりますよ。」

「もしかしたら美味しいけど違いがわからないっていう今が一番しあわせな時期な気もしてます。わかるともうそこからはずっとわかり続けちゃうじゃないですか。ちょっとした美味しい美味しくないの違いが。」

「でも慣れてからもその初心があればずっと楽しめますよきっと。」

という話をした。

後から思えば、これは紅茶に限らずヲタクするってこととか趣味とか全般の真髄についての話をしていたのかもしれない…

 

大河内さんの作ってくだすったクラシックワインクーラーとスプリングホッパーがほんとにほんとにすっっっごく美味しくて!!

クラシックワインクーラーは、グラスに風味付けした後、ぶどうジュースとちょっと変わったワインとシュガーシロップを入れてて作ってたんだけど、なんていうか、この素材から想像される味よりずっと美味しくてびっくりした…。質のいいものを使って腕がある人が作るとこんなに美味しい飲み物なんだカクテルって!!

料理とかもそうかもしれないけど、本当に美味しいカクテルってまったく味に既視感がなくて市販品や他店での再現性も全く感じないんだね。

 

最後の三杯目も大河内さんが作ってくださった。スプリングホッパー。「これは試作したらめちゃくちゃ美味しかったのでおすすめです!!ラストの一杯にもぴったりです!」と大河内さんも一押し。

元々はノンアルのレシピなのだそう。しかしアルコールにもできるということでそちらで頼むことに。

白あんと生クリームをベースにいくつかのノンアルの飲料と、ブラックチェリーのリキュールのようなものを入れていました。

まず白あんと生クリームというのが飲んだことがないのでおそるおそる飲んでみたのですが、えっほんとにおいしい!!また飲みたい!!となった。

なんていうか濃厚なんだけど決して喉に焼けるような甘さじゃなくて優しい甘さで、甘酒のようでもありでも洋風な風合いもあって、お酒のほのかな風合いがまた味の良さを引き立てていて…美味しかった…。

 

なぜかどこからかおもむろにどこからか取り出した味噌を抱える水瀬さんを見て「えっBarに味噌がある???」とぎょっとしていると、謎の微笑みをたたえた会釈をされました。

 

お値段なだけあったよ、Blue Moon…。お酒についてももっと知りたいし、こういう場で私のような人間はどういう居方をするのがベストなのかっていうのも未知でもうちょっと探ってみたいし、また近いうちに行きたいです。