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人形たちの時間

いつの世も、主人公の条件は「無自覚」だった。 完璧を夢見た時点で夢見た完璧にはなれない。完璧の条件は「無自覚」だから。 だから、なれない人間にできるのはつくることだけ 大正浪漫 百合の花 薔薇 クラシカル ロココ調 嘘を否定するのか、矛盾を無視し…

知ってるけど、知らない人。ほんとの名前も知らないぐらいに

お店での彼女は、多忙さや新人にいつもどこか少しイライラしている印象で、彼女の感情や本質は、この場所から少し離れたところにあるんだろうな とおもっているうちにお店を離れることになった。 可愛くて、笑顔が穏やかで、好きなことの話になると止まらな…

6%DOKIDOKIからはじまる物語

黒いスーツに白いワイシャツ、黒い鞄。 仕事帰りに色に溢れた街に降り立った。原宿。身体は疲労に満ちている。 ダイソーで、自宅のタンスから溢れかえった服を収納する箱を買いたかった。買い物を終えて、私は駅には引き返さず、反対方向を歩いた。昨日NHKで…

ある完璧な女の子について

完璧な女の子の概念。完璧な美しさ、完璧な存在。 ただ彼女にとっては完璧なんか退屈なんだという。美しいと言われることも、可愛いと言われることも飽き飽きしていると。生まれた瞬間から全てに飽きていたと。 だから戯れにSNSをやったり読者モデルをするん…

東武ホープセンターで買った靴からはじまる物語

やなことあった日いやな自分を脱ぎ捨てるためには、気に入らない靴、服、全部捨てよう。原宿竹下通り大中で買った1000円で買ったスリッポン、どうして買ったのか思い出せない。グレーが薄汚れて野暮ったくてこの靴履いてる自分を愛せそうにない。東武ホープ…

APOLIAからはじまるおっさんの物語

ビビッドな色とりどりのアクセサリー。女の子はいいな。これまで生きてきて何度も心をよぎった言葉。なんだか捨てきれない何かを感じつつ、それでも私は男でおっさんだからの呪いの言葉を思い出した。世界が灰色に戻った。焦がれてしまうのが悲しくて、あん…