11/18 踏ん切って 今 ― 人形の家より@江古田

日芸演劇学科の卒業制作を見に行って来ました。

かなり長い人形の家の戯曲を、80分程度に直して上演されてました。
私の「人形の家」に関する知識は、去年の授業で習ったことがうっすら記憶に残ってる程度です…。
この舞台を見て最初に思ったことは
「人形の家」をちゃんと読もう!
ということ。

古典戯曲ってもっと読みたい気持ちはあるんだけども、いかんせん戯曲って読みづらくて敬遠してしまいがち…。
でも今日見て大筋はわかったし、これでだいぶ読みやすくなったはず!


一番、ぐっと来たのはラストで借用書についてのノラの秘密をヘルメルが知ってしまった時のヘルメルの反応、そしてクロクスタから借用書が届いて安堵したヘルメルの豹変っぷり。
大人(或いは男性の)本音と建前みたいなのがよく現れてると、思う…。
たぶん、そういうのにそれまで触れたことがない人が初めてそういう瞬間に触れた時って本当に根源的なところで傷つく。

だから幼い子にはできるだけ知らないでいて欲しい部分だと思う。
それを早くに知った子はそれだけ早熟になるけれど、だけど私は子どもが早熟なことが良いことだとは思えないです。
でも、あまりにその部分を知らずに歳を重ねると、そのことで逆に不用意に人を傷つけてしまう。


その点で行くと、ノラは曲がりなりとも大人の女性なんだし、ああいう事態に触れることは必要なんじゃないかな。
成熟した人間が大人の矛盾に立ち会った時にああいう行動を取るのは自然なことなんじゃないかなーって思うけど。
だから今日の構成だと、別にノラが家を出ることが唐突だなとは思わなかったです。
でも原作読むとまた全然違う感想なのかな。


とりあえず原作を早急に読みたいと思いました。


あっ、アフタートークがあって今回はゲストが毛利先生でした。
授業と同じく自分の好きなことを至極楽しそうにお話しになってましたが、
今回は実際に劇を見た後だったので、授業より話が飲み込みやすかったです。
原作の解説が主だったので、あのアフタートークを聞くと余計に原作を読みたくなりました。