白河夜船/吉本ばなな

小説です。
なぜかずっと「びゃっかこうせん」って読んでた…。ほんとは「しらかわよふね」でした。
漢字とか、ずっと自分流の読み方してて何年もそういう読み方なんだって思いこんでて、ある日ふとした時にほんとの読み方知ってカルチャーショック受けることってあるけど、まさに今回のはそういうショックがありました…。

これも高校の頃に読んだことがある作品なんだけど、なんか、感じたこととか、読んだイメージとか全然当時と変わらないなあ、と思いながら読んでました。


この本は三篇が収録されてるんだけど、どれも「夜」って感じがする。
特に印象に残ったのは、表題にもなっている「白河夜船」
ばななさんの小説は「蘇生の物語」という言葉がやっぱりとても良く合う。復活、再生、そう言う言葉。
深く傷ついた人が立ち直るきっかけって案外たいしたことない、ありきたりなことだったりする。
引っ越して環境が変わったとか、朝ジョギングするようになったとかそういう生活習慣をちょっと変えたとか。

だからその表面だけ切り取るとなんでもないありふれたものだけど、その「再生していく気持ちの過程」っていうのに、なんだかとても救いや希望を感じます。

白河夜船 (角川文庫)

白河夜船 (角川文庫)