11/24 劇場版 神聖かまってちゃんDVD発売記念イベント

木曜日は劇場版神聖かまってちゃんDVD発売記念イベントを見に、渋谷シネクイントという映画館に行ってきました!

劇場版神聖かまってちゃんは、バンドの神聖かまってちゃんを題材にした映画で、今日はDVD発売を記念して監督の入江悠さんと主演の二階堂ふみさんのトークと本編、それからスピンオフ短編「お兄ちゃんの部屋」を上映するってイベントがあったのです。


劇場版神聖かまってちゃんの上映期間に映画館に行けなかったのでスクリーンで見たかったっていうのと、あと映画見るのと同価格でトークイベント見れるのはラッキーだなあと思って行くことに決めました。


会場へ行くと、時間があったので、しばらくロビーで暇をつぶす。
神聖かまってちゃんや入江監督に関する記事を集めたコーナーがあったので、それを読んでみるなど。

の子さんに関しては彼を評価している人ほどみな口を揃えて
「そもそも幸せになることが難しいだろうと思うけど、彼にはずっと不幸でいてほしい。出来れば幸せにならないでほしい。」
というようなことをおっしゃいますね。

の子さんの作る音楽の魅力ってやっぱ漂う圧倒的な不幸の匂いだよな、と私も思います。


うーん、でもの子さんが幸せになってくれたらとてもうれしいけどなー。
でもそしたら絶対今のような音楽は造れなくなるんだろうなーと思うと寂しくもなり…。

でもあの不幸感て環境がどんなに変わってもどうにも変わりようがない部類のもののような気がする…。


などと考えていると開場。まもなくして開演。
私は前から3列目。すんごい近かった。
二階堂ふみさんと入江監督の入場。

二階堂ふみさんがこれがものすごい美人な女の子だった。
まずはフォトセッション。
指示されるまでほとんど笑わないから、そこで初めて
そうだこの子はアイドルじゃないんだ
などと思ったり…。
ドルヲタ受けしないしする気もない女の子好きだ。


喋りもなんか肝座ってた。才気を感じた。あれで高二だよすごいな。
二階堂さんは将来大女優になると思います。

入江監督からしきりに「早く海外に出た方が良い」
って言ってたけど、ほんとになんか日本だけでおさまりきれない感じがした。


本編。
序盤ちょっとなんか全体的に演技に違和感があった…。
撮影期間短かったから仕方ないのかな。


かまってちゃんの生放送とか、ライブ動画とか、いつもパソコンのスクリーンで見ているものが映画館のスクリーンに映し出されるっていうのはなんかちょっと新鮮というか、感動があった。


ちばぎんとmonoくんの演技にすっごい違和感があって予想通りすぎて笑ってしまった。
苦手そうだもんなー。

みさこさんの演技が好きだった。

かまってちゃんマネージャー劔さんの演技も結構好きだった!
偉い人からの「かまってちゃんの『ロックンロールが鳴りやまないっ』をひきこもり応援ソングにしたらCDミリオンも夢じゃないよ!」というとんちんかんな誘いを受けて、どうするか悩む劔さん。
という役どころ。
この劔さんエピソード結構好きだったなー。3つのエピソードが同じ時間軸で並行して進んで行くんだけど、3つの中でこのエピソードが一番好きだった。

あんまりエピソードが切実すぎると、演技が本業じゃないみんなの演技が浮いちゃうから『ロックンロールを応援ソングに…』という誘いがとんちんかんすぎるのは良いバランスだったんだろうなあ、と見終わってから思いました。


母子家庭の保育園の子どもと、夜はポールダンサー、昼間はバイトをするお母さん(かおりさん)のエピソードは、かおりさんのポールダンスがすごい素敵だった。格好いいし、扇情的。

あとあの保育園児役の坂本達哉くんの表情に漂う卑屈さがすごかった。演技だったらすごい


あとなんか幼稚園児が合唱する「芋虫さん」はなんかちょっとショックを受けた!
幼稚園であんな合唱してたら怖い!


棋士を目指す高校三年生美知子(この役が二階堂さん)のエピソード。「将棋してる彼女なんて格好悪い」という彼氏と棋士の夢の間で揺れる…。


同じテーマを扱った作品に触れた時いつも思うけど、夢を追う生き方に比べて大学進学して就職して定年迎えるまで働く…みたいな生き方があまりに低く扱われるのはやっぱり違和感があった。どっちを選んでもどうせ死ぬのに。


大学進学しない!って言って美知子が父親に啖呵切って喧嘩したり、浮気した彼氏につかみかかるシーンが特に好きだったな。

二階堂さんはなんだろう特別に演技が好みというわけではないのだけれど、でもどの表情でどんな瞬間を切り取っても絵になる。
それは単純に綺麗だからってだけじゃないと思う。
修錬ではどうしようもない天性のものを感じました。
気になる女優さんです。二階堂ふみさん。


中盤はあんまりピンと来なかったんだけど、最初の、神聖かまってちゃんの記事やライブ動画がばーっと出てくるとこと、終盤、かまってちゃんのライブ当日になってそれぞれのストーリーが終わりに向けて一気に駆け抜けていく疾走感がとても好きだった。


スピンオフ「お兄ちゃんの部屋」がその後続けて上映。
二階堂ふみさん演じる美知子にはひきこもりの兄が居て、劇中でも美知子がちょいちょい彼の部屋のドア越しに話しかけたりしてるのですが本編では姿を一切表さないのです。声が聞こえることはちょっとだけあるんだけど。

で、そのお兄ちゃんが扉の向こうの部屋でどうしてたのか?というのを紐とく内容。
全く音沙汰がない兄だったけれど、ほんとは美知子とお父さんが喧嘩してる時、仲裁するために外に出ようと葛藤していたり、美知子のアマチュア将棋決勝戦の日は「必勝」鉢巻き巻いてはらはらしながら応援してたり…。

ラストもすごく好きだった。
「あー現実ってやっぱこうよね…」と思った最後の最後に希望が残されて。きゅんとした。

このスピンオフがすごい良くて!全体的な作りとかストーリー的には私はむしろ本編よりこっちの方が好きかもしれないってぐらいよかった。

主演の竹内さんの演技がまた良かったです!役にぴったりの演技だった!上手い!


これ上映期間中流れてなかったっていうのが残念になるくらい。
DVDの特典映像だから、この日のイベントでしかスクリーンで見れないものだったのです。

スピンオフって「えー…正直ない方がよかった…」ってこともままあるけど、これはあってよかった。むしろあった方がよかったってぐらい個人的には大好きな作品でした。