uni「溶かせばいい」@スタジオアサガヲ

会場はスタジオアサガヲという、廃工場の跡地。調べてみたら、コスプレのイベントによく使われているそうです。
セットが面白かったです。廃工場ならではという感じ。鉄骨とかも剥き出しで。
照明も「食虫演劇」の名にふさわしい不気味さを帯びていました。


あと、会場の外では屋台も出していて、開演前と終演後に注文するとそこで作ってもってきてくれるという素敵なシステム!値段もお手頃!
終演後私もいくつか注文したんですが、おいしかったです…。豚汁とお好み焼き。
廃工場だからこそできること!!劇場じゃむり!
演劇をご飯食べながら見るっていうのは良いですよね。


でも、この会場の最大のデメリットは外の車の走る音が中にだだ漏れというのと、あとは何より寒気!ほぼ屋外みたいなものなので…。
ガタガタ震えながら観劇って!休憩中立ち上がった時なども完全に足が感覚を失っていて、凍傷でもげても今なら気づかないだろう…みたいな。
カイロも外気が冷た過ぎて全く発熱しない!


肝心の本編は…寒さに気を取られ外の物音に集中力を削がれたり騒音で声が聞き取れなかったりの中頑張って見てました。
人外の生き物の物語ってことで、終始薄気味悪さの漂う物語でした。
最後の方の、声を誰も発しないでスローモーションで話が進行する演出が面白いなあと思いました。


パトリシア役の大久保さんの演技がやっぱ何度見てもどう考えても好きです。
声もしっかり後ろまで届いていて、彼女の台詞だけは漏れなく聴けました。
ほんと格好いいんだよなあ…。

あと半裸の役者さんとかもいて、こっちはこんだけ着こんでて寒いんだからどんだけ寒いんだろう…とか思うともう…。

カマキリ族女性陣の衣装が面白かったです。ちゃんと衣装として作ってある感じで、虫っぽさが出ていました。あとほぼ屋外で演じることを想定して可能な限り暖かそうな作りになっていて。


劇場以外での演劇も面白いなあと思いました。演劇をするに当たってなかなか難しいデメリットもあるにしても。
例えば今回だったら、屋台開けたり、ご飯食べながら観劇OKだったり、会場やセットの雰囲気だったり、劇場じゃ作れない空間だよなあと。
じゃあ、もう一度誰かがスタジオアサガヲで真冬に演劇やるよ!
って言われたらもう絶っっっ対に行かないと思うんですけど。寒いから。

でもまさか行くまではこんなに寒かったり、屋台が会場敷地内でこんなに堂々と開かれてたりしかもそれが美味しかったりしてるなんて思いもよらないわけじゃないですか。
そういう予想不能の体験が出来たのは面白かったです。死ぬほど寒かったけど。


uni初観劇だったのですが、また見に行きたいなあと思いました。