白昼夢「寿伝説」@シアターシャイン

金曜は白昼夢を見に行って来ました。
阿佐ヶ谷のシアターシャインという劇場でした。
余談ですが阿佐ヶ谷はやたら中華系のお店が多かった。

普通の人間は白塗り、神様(?)は虹色、ちょっと立場が上の二人は黒塗りと、眼の周りだけ黒塗り、と、立場によって塗る色や塗り方が違うっていうのが面白いなーと思いました。
お芝居を見初めてしばらくかかる「誰がどういう立ち位置なのか」を探る時間が短くてすみました。
そのキャラクター設定をしっかり分けて把握するっていうのが苦手な私にはとても向いていました。

あと、こういう宗教的な概念を形にした話ってとても好きです。
魂の輪廻とか、神様と人間の関係性とか。
魂の輪廻の儀式が面白いなあと思いました。

神様に願いを叶えてもらうのには不幸が必要だっていうのが良い設定だなーと思いました。
ちょっと日本の国民性に重なるところがありました。

幸せに生きるのが本来の目的のはずだったはずなのに、神様の加護を得るために不幸を追求するという矛盾。
戦争に勝利するために、神の加護を求めて両目をつぶす武将。
でも何故そこまでして戦争をしなきゃいけないかという疑問はもはや誰も持てない。
生きるために雨を必要として人を生贄にする村。 矛盾。
でも明らかな悲劇なのに、見てる方からすると滑稽。
悲劇と喜劇は紙一重だった。


神様からの啓示は「不幸」と書かれた紙一枚だけなんだけど、受け取る人々はそこからいろんな解釈をします。それが本当に神様かどうかもわからないのに、無理矢理そこから救いや希望を見出そうとする。
そういう人間の気持ちこそが宗教の起源なのかもしれないなあと思いました。

結果的に地球は幸せになったわけだけど、その幸福がなんか妙に嘘くさいのです。
あと、人々は幸せそうなのに、人々にすがりつかれた神様(?)はあんまり幸せそうじゃないのが気になりました。
あんなに自由にしていたのに、ひれ伏す人々の救いを求める手に掴まれよろめく神様は、神の失墜を思わせました。


オープニングとエンディングで白塗りの人達が狂的に踊るシーンが好きでした。

あと神様役の賢治さんの綺麗にそまった金髪と身体のプロポーションと奔放な演技が本当に神様っぽいと思いました。
言葉によらない表現がすごく上手だなあと思います。

舞台機構は、舞台の中央奥にぽっかり空いた穴をめちゃくちゃ活用してておもしろいなーと思いました。
役者の退場出口として使ったり、雨を表現する時にそこめがけて水を流したり、小道具をはけさせるときにもその穴を使ったり、魂の輪廻の儀式でもそこを活用したり…、面白かったです。


終演後のビンゴ大会も面白かったです。残念ながら私はリーチ止まりだったのですが、当たった人は、賞品のビス(fromダイソー)をもらったり、水を入れて使うダンベル(fromダイソー)をもらったりしていて!トッテモウラヤマシカッタナー