3/16 うみのて@新宿Motion

3/16 (fri) 新宿Motion
"あの人もこの人も"

久しぶりにうみのて見てきました。1月末の新宿URGA以来です。
主催者さんのi-podの中身をライブで見てるような気がして楽しかったです。出演バンドもどれも皆全然違うようで、どこか共通して持っている色みたいなものを感じられるのが面白いです。
というわけで、出演順に感想を!

グーミ
「変則3ピース大合唱バンド」男性一人、女性二人のバンドでした。みんな歌が歌えるっていうのがすごいなあと思った。バンドなのに合唱はあるし、曲やパートごとにメインボーカルが変わったり、男性の人はバイオリンを持ちだすし、「へー、こういうのも有りなんだー」って見てて面白かったです。
音楽にしろ演劇にしろ、見れば見るほど既成概念を壊されては新しい価値観ができて、それがまた壊されては…みたいな繰り返しが自分の中で起こってそれが面白いです。
特に一曲目、ドラムの女性の方が本当に楽しそうににこにこ笑ってドラムを叩いていて、3人の温かくて楽しい雰囲気が客席にも伝わってきて良い感じでした。

きのこ帝国
ギターボーカルの女性の方がすごく中性的というか少年のような少女のような魅力があって歌にとても引き込まれました。眼が離せなかった。高音が綺麗な歌。日本語なのに、日本語じゃないような不思議な響き方をする歌でした。
セッティングが出来てから一回はけて、ちゃんとBGMとかしっかり流して雰囲気造ってから演奏始めるとこが、世界観造ってて良いなあと思いました。
すごく気になるバンド。来月きのこ帝国とうみのて対バンするみたいだからぜひとも行きたいですね。

夜の夢
女性ドラムとギターボーカルの男性。格好良かった。特に何曲目だったかな「頭狂って死にたいな!」(大分うろ覚えです…)みたいな曲がすごい好きだった。すごいあの曲が格好良かった。あともう二〜三回やって欲しいってぐらい格好いい曲だった。

六畳人間
すっごい楽しかった!思わず笑みがこぼれて踊りだしたくなるような、跳ね回りたくなるようなそんな曲。多幸感を味わえた。
なんかみなさん結構素っ頓狂な格好してて、系統もばらばらなのにすごいその格好が似合ってるしバンドとしてまとまりがあるのが不思議だった。


うみのて
今日のうみのては結構ハプニング続きでした。
演奏しょっぱなから、下手半分の電気系統が落ちて(?)再度セッティングし直すハプニング。
あと、「東京駅」の間奏部分で、笹口さんが突然ステージから上手の方へはける。演奏を続ける他メンバー。でも演奏しながら心配そうにはけた方を見てるキクイさんが印象に残ってるのですが、それを見て『ああ、メンバーもどういうことなのか把握してないみたいだし、どうしたのかなあ…』と思いながら待っていると、ぎっしりとうまい棒が詰まった袋を片手にステージに戻って来る笹口さん。そして客席にばらまく。全てを客席にばらまけずステージにもうまい棒がばらまかれる。
「それだけのために戻ってたの?!」
という高野さんの声がきっとその場全員の思いを代弁していた…。
そして再開する演奏。
など。

あと演奏の入りミスがあったり、やり直しがあったり、大丈夫かな勢い削がれないかな…とはらはらしながら見る場面もあったり。
特に正常異常の入りがいまいち格好良く決まらなかったのが悔しい!あそこすごい好きだもの!
この日笹口さんが不調そうっていうか少し疲れているように見えました。けどお客さんの感想ツイートとかでは他にそんなこと言ってる人いなかったので、私の勘違いかもです。
その分高野さんがいつも以上に暴れているように見えました。それを見てとてもテンションが上がった。
それから、笹口さんのギターに年季の入った「熊本」ステッカーが貼られてるのをはじめて発見してうれしくなった。今まで気がつかなかった…。


うみのてはきっと色んな意味ですごいバランス良いんだろうなって思います。曲に性別を感じないから、ギターボーカルの笹口さんを除くと演奏陣が男性2人女性2人って人数比もそのポジションや楽器の編成もとてもベストなんだと思う。演奏が男性にも女性にも寄ってない感じが、なんだか聴いていてとてもほっとします。
うみのての曲や笹口さんの歌が、男性としてではなく年齢や国籍も関係なく、どこまでも一人の人間として歌われているように思うから。だからうみのては男女問わず色んな人を惹きつけているんだと思います。少なくとも私はそういう所に惹かれています。


一曲目のタイトルがわからなかったんだけど、それと、特にRAINBOW TOKYOが今日一番高まりました。東京駅も相変わらず好きだし、New warは聴くたびに格好良くなって行くし、もはや平和でもないも正常異常もEIGAも好き。
そう、New war(in the new war)はほんとに聴くたびに格好良くなっていってる気がします。最初はあんまりピンと来なかったし、「笹口騒音バージョンの方が好きだなー」って思ってたけど、今ではむしろうみのてバージョンの方が好きかもです。
それから今日の曲順すごい好きでした。


記憶力があれなのであんまり当てにしないで欲しいこの日のうみのてセットリスト
1 ?
2 RAINBOW TOKYO
3 東京駅
4 New war(in the new war)
5 正常異常
6 もはや平和ではない
en EIGA

たぶん順番も合ってる………はず。
New warは一曲目よりもこのへんの方がなんとなく私はしっくりきました。

うみのてのライブに居ると、感覚だけになる。後からあの感覚に何て言葉を与えたらしっくりくるんだろうってすごく考えこむ。そういう感じ。
うみのてのライブは決して楽しいわけじゃないです。心をかきむしられるような、何かを掻き立てられるような、そういう音楽。聴いているとどこか苦しくなるぐらい。でも聴かずにはいられない。突き動かされる衝動を感じずにはいられないんです。

今までは見る前まで
「前回のライブで感じた衝動は、偶然か色んな条件が重なったことによる単なる一時のテンションだったんじゃないか?」
ってどこか疑いを持ちながらライブ会場に向かっていたけれど、でも実際に見るたびにその疑いは打ち消されて確信へ変えられて行きました。
だからもう疑ってないです。


終演後、高野さんがギターにつけていらっしゃるフラッシュウニをわーっと客席に撒いて、「わあフラッシュウニだー」と眺めていると、近くに居たお客さんがその一つを拾って高野さんに投げ戻していて、でもめげずに高野さんがもう一回投げていたのをもらって帰ってきました。今これを書いているPCの横でハートの眼で虚空を見つめていらっしゃいます。意外と触り心地が良い。


RAINBOW TOKYO/うみのて

http://www.youtube.com/watch?v=lPjS-5MI26o


ライブで音楽を聴くってことは、自分の鼓膜や身体も演奏によって振動しているってことだから、自分も一つの楽器になったかのようで、自分の存在が希薄になって行くような、そういう感覚を味わえる所が良いと思います。無私になれることって歳を重ねるごとにどんどん減っていくから。


3/16 (fri) 新宿Motion
"あの人もこの人も"
act:
六畳人間
きのこ帝国
グーミ
夜の夢
うみのて

open 18:00 / start 18:30
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