ワタナベエンターテイメントライブ BEST!@新宿明治安田生命ホール

えがわに連れてってもらいました。
すごい面白かったです。始終笑ってた。
お笑いのライブを生で見たのは初めてでした。


感想!
定刻になり、客席が一度暗転した後MCのロッチが登場。挨拶や雑談で場をちょっとあっためた後、スクリーンに映ったスライドと共にこのライブのルールを説明。
この公演の前にあるBATTLE!から投票された上位2位と、前月のBEST!での上位10位がこのライブに参加して、お客さんからの投票で競い合うと。そして下位一位二位が「BATTLE!」へ降格。上位一位が来月の「BEST!」フライヤーを飾るとのこと。

そして一組目超新塾へ。ちなみに出順は覚えてないので以降ぐちゃぐちゃです。


超新塾
テンポが良い!人の話を聞きとるのが不得手だからテンポで笑わせに来てくれるものが好き。
勢いもある!

ザブングル
「1万円払ってキムタクになれたらなる?」という話を加藤さんがして、松尾さんがそれにいちいちちょっと的外れな反応(つっこみ?)をするというネタ。
松尾さんの反応のズレ具合が面白かったです。
でも最後ちょっと話が汚い方に行ったから、そこはちょっとううん…。ってなってしまいました。ちょっと苦手。


・ザ・ゴールデンゴールデン
今日の投票1位!女装して女子高生を演じる二人と先生役。このトリオもテンポ良いなあと思った。テンポとか間が大切だったり演技やストーリーがあるところとかは、ほんとに演劇とコントは良く似ているなあと思います。


・ZEN
今日一番インパクトありました。壇上に立った一人の芸人さんと、丸く切り抜かれた厚紙を口周りに当て、目のシールをくっつけた鼻の下と口元をドアップでスクリーンに映された人(さるひげさん、というらしい)が会話するというもの…。
いやー、エグい!ドアップで人の口が映ってるっていうのはやっぱえぐい!
最後、今回のゲスト(?)だったらしい黒ひげさんの口になみなみとコーラが注がれた後メントスを入れられ、耐えきれず吐き出してしまい終了!あまりにひどくて大笑いしてしまいました。
いや恐いとエグいと笑いは紙一重だなあと思いました…。


・シャカ
ペットとイオンに散歩に来たお客さん。ペットがどこかに行ってしまったから、迷子案内の係の人のところへ行って、館内放送をしてもらうという話。
お客さんは太郎というつもりの「ペット」のつもりで、係の人は太郎という名前の「子ども」のつもりで喋っているから、その食い違いが面白かった。
最後に、お客さんにも「ペットは犬だろう」と思わせといて、「太郎は猫です」っていうオチもちょっとミステリっぽくてよかったです。

パップコーン
酔っ払いサラリーマンの話。部長を早くつぶしたくて泥酔したふりをした二人が、部長がつぶれた途端素面に戻るところが面白かった。あと部長を3人でキャッチボールしてタクシーに投げ込むとことか。展開にわくわくした。好きな感じ。

・エガラモガラ
店員さん役としてボケる相方に対し、ガチ切れするツッコミ…という内容。だがしかしガチ切れのトーンがマジに近すぎて(冗談とわかってるにせよ)怖かった。


・リンシャンカイホウ
お弁当屋さんの店長と、クレーマーの話。この二人も怒る演技をするんだけど、あえて大根っぽいトーンで怒るので、そこが笑いになった。今までテレビ見ていて、「面白いんだけどなんでこの芸人さんのコントの演技は自然じゃないっていうか、わざと下手くそに演じるんだろう…?」って少し疑問に感じてたんですが、それはそっちの方が笑いにつながる場合があるからってことなんだろうなあとはじめて理解できました。
あえて下手くそに演じることで、「演じてるキャラクター」と「本人」が乖離していることが分かるから、そこに笑いの余地が入りこみやすいのかなあ。
もちろん自然な演技をした方が面白い時もあるんだろうけど。

・ブルーリバー
ワタナベ九州支部から勝ちあがって来た二人。ちょいちょい挟まる九州ネタににまにましていました。テンポも良かったし面白かったと思うのだけれど残念ながら最下位。
アウェイで固定ファンも少ないだろうしなかなか難しいのだろうなあ。ううむ。

・シェーン(コア)
漫才。「占い師にコアは画数が悪いから改名した方がいい」と言われてほんとに改名したらしいです。名前連呼してたのでシェーンってコンビ名はすごく印象に残った。
シェーンは黒柳徹子さんにつけてもらった名前だそうです。映画から取った名前だそうな。


・ハライチ
なぞなぞの答えが「確かにそうだけども」と言いたくなるクイズの出題者と回答者、という関係の二人の話。
序盤はあんまりピンと来なかったんだけど、中盤がとてもツボで今日一番笑っていた気がする。なんか、「来るぞ来るぞ来るぞ来るぞ…やっぱり来た!」みたいな笑いにすごい弱いです。


・我が家
コンサートの昼公演を終えて夜公演を控えるミュージシャン2人(杉山さんと谷田さん)と、客として楽屋に挨拶しに来た怪しいプロデューサー(坪倉さん)の話。
「あざした!」で暗に追い返そうとする二人に対して、空気を読まず一向に帰ろうとしない坪倉さん…。
ううん…?って感じでした。面白かったけど!
世間に居るちょっと空気読めない人とかやっかいな人をデフォルメして舞台上でやられた時の「むかつくけど面白い」っていうのは不思議な面白さです。


全組のネタが終了すると、投票と集計へ。集計に入ったところでWエンジンとロッチが登場し、
モバオクで1万ちょいで一般人の中年男性に落札されたという「WエンジンにJポップの歌い方を教わる権利」をカラオケで行使された時の様子を写真と共に説明していました。
割とこういうラジオ的な雑談なテンション好きなので楽しかったです。


・ロッチ
MCのロッチも、最後のアンケートの集計の時の繋ぎでネタをやったのでした。
中岡さんがタイムマシンを作ってすぐに屁をこき、その事実を隠そうとするのでコカドさんが「じゃあ5分前に戻って確認してくる!」
といった内容を展開する話。
オチも含めてちょっとううん…?ってかんじでした。面白かったんだけども。
こちらも「最後まで見終わった!」という意識でいたから、ちょっと集中力切れた状態で見てたというのもあるかも…。

そして最後に、下位一位二位と上位一位の発表。九州枠のブルーリバーが最下位だったために
下位三位と二位のコアとエガラモガラが「BATTLE!」へ降格へ。
そして一位はザ・ゴールデンゴールデンで、来月のこのライブのフライヤーを飾るようです。


お笑いのライブを生で見るのはじめてだったのですが、とても楽しかったです。好き。
あとファン文化も興味深かったです。お客さんの男女比は男:女=2:8ぐらいでかなり女性比率高めでした。終演後、物販で出演していた芸人さんが物販に立ってたりお見送りしていたりして、ファンと話したりとかしていて「おお!小劇場っぽーい!」と面白かったです。
えがわに聞いたところ、常連さんは芸人さんにも顔を覚えられて、ツイッターでも芸人さんとファンでリプライ飛ばし合ったりとかもあるんだよーと聞いて、「えっ!地下アイドルと一緒ですやん!」と高まったりしていました。
あと客席最前当たりはいつも大体同じ人が取って座っているらしい。


男性ファンが地下アイドルに求めるものは代表的なものを上げれば距離の近さ、演者とのコミュニケーション、「自分が応援している!」という感覚になると思うのですが、それに対して「男性地下アイドル」という存在はあまりメジャーじゃない以上、女性は一体どこでそういったいわゆる地下アイドルを応援する楽しみを得ているんだろうなあ。インディーズバンド(特にV系)?それともジャニーズみたいなすでにメジャーどころで十分満足してるのかなあ。あと若手俳優とか?ボカロP歌い手踊り手生主等のニコニコ界隈?と、疑問に思っていたのですが、芸人さんもその受け皿になっていたんだなあと。
もちろん単純にお笑いが好きっていう女性のお客さんもたくさんいらっしゃると思うのですが。


会場も満席だし、お客さんもみんなすごく楽しそうだし、お笑いブーム去った去ったって言われていますが、実際のところ本当にお笑い好きなお客さんは全然お笑いから離れていないし、客側の目線でいうなら、単純にテレビから現場主義に変わっただけなんじゃないかと思いました。
でもお笑いのライブってチケット代とても安いですし、やっぱりテレビに出ないと食っていけない、ライブじゃお金にならないっていう事情はあるんでしょうね。雰囲気としても、実力のあってネタの面白い芸人よりもテレビで売れてるひな壇で面白い芸人の方が偉いって空気ありますし。


なんか芸人ってテレビに出ることを目標にしてる感じするけど、お客さんの前に立って眼の前のお客さんを笑わせることを目標にする人がもっと出てきても良いような気もするんですけどそのへんどうなんでしょうね。金銭的な事情がそういう目標を持つことを妨げるんですかね。それとも私が知らないだけでそういう人も多いのかな。
でもこんだけ有名な芸人さんも競演してる中で2時間でチケット代3000円ですよ!まったくほんとに超無名の誰も知らない地下アイドルだけ対バンとか3500円+ドリンク代なんてよくある話というこのご時世で!折り込みフライヤー見てたら2000円以下のお笑いライブも結構あってびっくりしました。
お笑いのライブの相場がこんなに低価格帯でしかもこんなに面白いってはじめて知ったので、ほんと定期的に行ってみたいなあと思いました。楽しかった!


ワタナベエンターテイメントライブ BEST!
新宿明治安田生命ホール
2012年4月1日(日)
15:30開場 16:00開演
全席指定 3000円(当日3500円)

出演
ロッチ・我が家・ハライチ・ZEN・シャカ・ザブングル超新塾・ザ・ゴールデンゴールデン・パップコーン・リンシャンカイホウ・ブルーリバー・コア(シェーン)・エガラモガラ