音楽の時間♯1 「Everywhere Nowhere」/浜崎あゆみ

古くは纏足やお歯黒にコルセット、現代ならカラコンにつけまつげ。
その時代の可愛い(とされる)女の子とある種の記号というのは切っても切れない関係にある。
そしてその時代の女の子達の憧れの的になり、本人の希望如何に関わらず時代を背負いその時代のアイコンとなる女の子がいつもいる。彼女もまたその一人だった。
そんな彼女がその真っ只中で「人間もやがて記号化するのかな」と歌った。一体この頃の彼女にはどんな景色が見えていて、何を思って、こう歌ったのだろうと聴くたびにいつも思いを馳せる。


きちんと音数に言葉がはまっているし、曲の展開と歌詞の展開がマッチしてて聴いてて気持ちが良い。アップテンポでポップだけどどこか切なさをはらんだ曲調や演奏も好きだ。
最後サビ前までで自由ゆえの閉塞感や空虚感をあます所なく表現した後に、最後サビでパっと開ける感じも良い映画や小説の読後感みたいなものが味わえる。


初出のRAINBOW収録のものを聴いた時はあまりその良さに気付けなかったが、その後のライブ披露の際の新しいアレンジでのバージョンを聴いた時に初めて良さに気付けた。
こちらは音源ではアルバムNEXT LEVEL2CD+DVD形態のDISC-2 LIVE CD from "PREMIUM COUNTDOWN LIVE 2008-2009 A"で聴くことができる。