聖夜自宅で踊る

十代の頃、恋とは世界の無限の広がりだった。自分や家族以外に初めて自分の内面に出現する他者。例えその全てが自分の中で完結してしまうとしても、それは確かに新しい世界との出会いを意味していた。
だけど、大人になればなるほど恋は親子関係を反復していることを思い知らされる、全てが「家族」に収束していく。男性至上主義社会の日本で育まれて来た家族という文化に回収されていく。日本の家族、「妻」「母」に課せられた抑圧の網にかかれば私はきっともう健やかに生きていけなくなるだろう。必死で逃げ続けている。