読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「書くこと」について

もし書いていなければ会えてなかったひとがいて辿りつけてなかった場所があるとおもうと不思議な気持ちだ。ていうかもはや今のわたしをつくってるほぼ全部がそれだ。
自分の運命さえ変えられない物が他人に何か作用できるわけがないと心から思っていたから、自分と何人かの人生を変えられただけでも私が書き続けてきた意味があったんじゃないだろうか。
書きたい気持ちと早く書くのを辞めなければいけないという脅迫観念の間で板ばさみになっていた19歳の頃だった。でも辞めなくてよかった。
書くことを命綱にして、あるいは勇気に変えてこれたからどこへでも行けた。そうじゃなければわたしはいまだに外と知らない人が怖いひきこもりだったかもしれない。
書くことは手段か目的か。もうその境目はどんどん曖昧になっていくけれど、私はもっと楽しくなるためにもっと呼吸しやすい世界をつくるために書きたい。

昨日観劇帰りの帰り道、たまたま帰るタイミングも方向も一緒だったえみかちゃんとガラガラの電車に並んで座って話していた。卒業後も勢力的に活動していてエネルギーを身体一杯はらんだえみかちゃんと一緒にいるだけで元気が出た。
お互いの今後の展望の話をしていて、私はとっさに
「書いたものをお金にしたい」
と答えた。
普段から今後の展望とかすごく考えてるわけじゃなかったけど、後から思い直しても自分のど真ん中の答えだった。
もっとたくさんの人に「お金を払ってでも読みたい」と思われたい。その行動をとるに足る価値のある作品を作りたい。