ミッドナイト清純異性交遊

昼間寝過ぎて寝つけずにいた深夜、中学時代の友達から泣きながら電話がかかってきて「かなこちゃん家行っていい…?」と聞かれたものだから何事かと思って
「いいよ、来なよ。」と答えて待つこと数十分、彼女が私の最寄りへタクシーで来た。
しかしタクシーの運転手に愚痴りまくっていてすでに結構スッキリしていて、しかも電話掛けた時には酔っていたらしく時間が経って酔いも冷めたらしくすっかり落ち着いていた。深夜営業している居酒屋に入り、「ラストオーダー16:15ですけど。」に「大丈夫です。」と答えて中に入り話を聞くと、もっと大事かと思えば(いや本人からすれば大事だろうけど)彼氏との些細な喧嘩でほっとしたのだった。
その日昼に突然「明日遊べない?」ってラインがあったから、その時点でもしやなんかあったのでは…、そんで夜中になって気持ち的に追い詰められて電話してきたのでは…。と電話の後一人で考えてたのは完全に私の杞憂で、昼間のラインは普通に明日遊べないかな?とおもってしてきたラインだったらしい。
メニューは色々あったけど、お互いお腹一杯でお酒飲む気にもなれず、ウーロン茶とノンアルカクテル飲んで出ることになった。
この後どっか行くとしたら、始発に乗って街に出てネカフェ行くぐらいかなあ…と思いながら、雑談してる中でふと私が彼女に「最近休みの日何してんの?」と聞くと
「ネカフェで漫画読んでる。」
と言われたから、自然と
「ああ、じゃあこの後ネカフェ行こうよ。」
すんなり言葉が出てきた。
「東京にかなこちゃんがいてよかった。」
と、彼女が言った。夜中電車もない時間に会いたいと思い浮かぶ相手が私だったりすることがあるんだ、と不思議な気分だった。

日曜の朝方、ネカフェは満員で、一番早く空きが出たのがカラオケルームだったから、そこに入った。ネカフェのカラオケルームって初めて入ったけど、すごい、普通に泊まれる…。カードキーあるし、2人で入るなら部屋そこそこ広いし。そこで3時間ぐらい漫画を読んだり雑誌を読んだりして(彼女は途中で寝落ちした)、外に出るともうすっかり明るくなっていた。
「お腹すいたー。」
大戸屋の朝定食食べに行こうよ。」と提案して大戸屋へ。
こんな時でもないとなかなか食べられないよねー、と私ははしゃいでサバ定食をぺろりとたいらげた。

すっかり気分が落ち着いた様子だったので、「じゃあまた今週会うし、今日はこれでお開きにしよっか。」
と改札の前で別れた。
「じゃあねーバイバーイ」
の感じが、中学の頃通学路で別れる時の感じと何も変わってなかった。
大人にしか出来ないプラトニックなお遊び。こうやって書き残しておきたいぐらいに、私にとっては新鮮な夜だった。