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学校

学生の時分大っ嫌いだったのは、
学校保健ニュース?みたいな名前の、保健室前に貼りだされていたポスター。

「化粧の有害性!」
とか言って、眼やまぶたが膿んだグロくて怖い写真をでかでかと掲示して
「だから化粧はよくない」
「だから染髪はよくない」
って言って、まあもちろんそういう一面もあるけどさあ、でもああいうポスターの掲示を学校側がやろうとする出発点ってたぶん
「健康に害があるから」というよりも、「まずとにかく子どもの化粧や染髪を禁じたい」という動機から始まってそれを掲示するんでしょ。だからわざわざ肌や頭皮が異様に荒れた怖い写真をでかでかと掲示して子どもを脅してるわけで、そんなの幼児に『悪いことしたらお化けが出るよ』とか言って脅すのとなんも変わらない。具体的なデータや根拠やそうならないための対策も提示しないでそういう写真だけを前面に押し出すなんてやり方が幼稚すぎる。ただの呪いだよ。

小学生ごろからずっとあれを見るたびもやもやしてて、やっとそのもやもやを高校生頃にそうやって言葉にできるようになり、まあこの物言いだってだいぶ偏りがあったかもしれないけど、それでもそれをふと同級生に話したら、
「ずいぶんひねくれた物の見方するんだね」
と言われてその瞬間、なんかすとんと、ああ、私はこの場所において不適合だ、と飲み込んでしまった。早くこの場所を抜け出さなければいけないという気持ちがより一層強くなった。


あの時の気持ちがなければ、もしかしたら今とはもう少し違った人生を歩いていたかもね。
は、言いすぎかもしれないけど。