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忘れて馬鹿になれれば外にも出れる。

忘れて馬鹿になれれば外にも出れる。

新しいものを見たい気持ちよりも、傷つくのが嫌な気持ちの方が大きかった。

だけど働き始めたらあまりにも毎日損なわれていくので、自分で能動的に取りに行かなければ生きてるだけで収支マイナスになっちゃうので。

見てきたものを、感じた気持ちをなかったことにしないために、部屋に帰ってきてはパソコンで言葉を紡ぐ。

紅白で見た宇多田ヒカルは、ステージよりもずっと狭い部屋で一人で歌っていた。

小さい部屋で紡いだ何かが自分を隔絶したまま大きく世界を動かす

ということをデビューから宇多田ヒカルの活動は見せ続けてきた気がする。

それはPCやスマホが普及した未来の原型だったきっと。

ひとりの星から虚空に向かって投げたものが、たまに違う星の誰かまで届いてずっと残っていたりする。

私が忘れてもいなくなっても残り続けるそれは、抜け殻が残っているだけってことなのか、失われた私の一部分が補完され続けているということなのか。

わからないけど、なかったことにしないために虚空に向かって今日も投げた。