トランプを勝たせたのは、たぶんああいうおっさん達

帰路。乗り換え時間1分の駅でエスカレーターを降りていたら、右側を足の悪そうなひとが歩いていて詰まってしまった。

後ろのおじさんが舌打ちすると、その人は左に避けた。

それでも間に合わず、おじさんは「くそっ」と悪態をついていた。

 

その気分の悪い状況を考えた。

たかだか5分10分の違いでガタガタ抜かすなよ、おっさん

の一言で済む話ではある。

あの足が悪い人に対して、足が悪いならエレベーターを使うか左側に止まって乗りなよ、

と言いたくなる人もいるだろう。

 

なんかでも私はいつもこういう話になった時、その場にいた人間いずれかの自己責任論だけに議論が終始しがちなのがどうにも気持ち悪い。

じゃあ乗り換え時間1分しか設定されてないダイヤはそれでほんとに適正なのかとか、長時間労働で毎日満員電車で定刻厳守が当たり前で常に急がなきゃいけないような気がしてしまう風土が全然健全じゃないから心がすさむんだろうし、そもそもエスカレーターって両側立ち止まって乗らなきゃいけない乗り物ってことになっているのに、それは全く守られておらず、むしろ右側に立ち止まって乗る人は非常識な人間扱いされる矛盾とか。

色々、言及しなきゃいけないことが本当はたくさんある。

 

仕組みが誰かに理不尽な思いをさせているなら、どう考えても仕組みを変えなきゃ同じことが起こり続ける。そのおかしな仕組みの中にいる「誰か」の気の持ちようの問題だけじゃ事はすまなくないか。満員電車も、新卒採用の仕組みも、色んなことにそう思う。

その場の施政者的な立場の人からすれば、その場に居合わせた者同士で適当にいがみあってくれるのはラッキーで、自分達に矛先が向かない限り自分達は何も不利益が起こらないし何もしなくていいから。

怒りを向けるべき矛先を間違えちゃいけないとおもった。綺麗ごとじゃなく、そういう理由で市民同士はただ助け合った方がいいんだろうとおもった。