それもいつか当たり前の日常に成り下がってしまう。
世界にこの瞬間が確かに永遠に刻まれた、そう信じられるライブではなかった、今日見に行ったリリ―スイベント。
演者もお客さんにも「飽き」の色があった。
持ち曲少なくて、同じような内容のリリイベをもう何十回もやってるんだろうな。
誰もこの一曲がこの子たちが世界を変えると信じていない空間。
惰性、散漫、緩慢。
「この平坦な日常が永遠に続いていく」的な絶望はどうしたら打ち砕けるのだろう。頭で考えてもそんなのわかりっこない。
音だけが真っすぐプロの仕事で、音楽が好きだ、という確信だけが強くなった。
世界を変えた日の夜を越えたらもう、プロとして一流の仕事が出来るようにならなければならないってことなんだろう。
「あの頃はよかった」
ぐっと飲み込んで、次の一手を愚直にやるよ。
今はとてもそうは信じられなかったとしても、泥を飲みながら静かに磨き続けたそれがいつかまた世界を変える日が来るよ、絶対。