真っ白な四角い部屋ではたらく人

他の人達がやったことを報告する報告書をつくる仕事

電話越しの声

書類についた土、手書きの文字

データ

写真

たことはないけれど、作業は昨日もおとといもやっていたし、今日も明日も明後日もやっている

ここに雨が降ると、向こうにも雨が降るらしい

 

これは、本当にあったことなんだろうか

と実感のないまま、真っ白な四角い部屋で、ひとり、パソコンに文字を打ち込む

プリントアウトする

 

だけどその作業が終わった時、その作業があったことは証明されて、同時に私の存在は消える

 

透明の方がいい

 

お昼休み、お弁当屋さんは、

「いつもありがとう」

と、からあげを1つ余分に入れてくれた

少し苦しい

 

陽射しが照らす青さに溶けてみたい

満腹にまどろみながら思考、1時の鐘がなる

再びパソコンに向かい、文字を打つ