女子高生たちが吐き出す本音は有機物の臭いがする

朝の満員電車、毒づき続ける女子高生達

先生へ、同級生へ、名前も知らないおばさんへ、

垢ぬけない顔で、ブスのくせに、と言う

他人に致命傷を与える武器だと信じている言葉は、自分に致命傷を与える言葉の裏返し

嫌悪と憎悪、そしてそれを発露し続けなければ自分がその対象にされてしまう、少しの畏怖が見える

地獄を口にし続けるひとは必ずその地獄が絶えず彼女を見つめているということだから

 

すみません

と口にした瞬間に芽生える

私は絶対悪くない

の気持ち

また人を嫌いになる

 

女子高生たちが吐き出す本音は有機物の臭いがする

新しい朝に撒き散らされた憎悪は

ワイン染みみたいな色で、見知らぬひとたちに染み込んで行く