スワロウテイルのルールの意味についてのこれまでの気付きまとめ

お屋敷こと執事喫茶スワロウテイルに行き始めた初めの頃~20回目までぐらいずーっと思っていたことがあって、

 

◎お手洗いに一人で行ってはいけない(行きも帰りもフットマンにエスコートしてもらわなければならない)

◎紅茶のつぎ足しを自分で行ってはならない(つぎ足しはフットマンにしてもらうこと)

◎ファーストオーダーも追加のオーダーも必ず担当フットマンが行うこと(例えその時点で他に手が空いている人がいても、担当フットマンの手が空いてオーダーを取りに来るまで待つこと)

このへんのルールってサービスとは何かをはき違えているのでは!?全く合理的でないシステム上の瑕疵、もしくは来訪者への理不尽や不便の押しつけなのでは!?

と思ってたんだんですけど、20回を超えたあたりから上記のルールの根拠がやっとわかってきました。

単純に、担当フットマンとお嬢様の接点や会話のきっかけを増やすため

本当にただそれだけなんだろうなという気がします。

ただそれだけなんですけど、これってすごく重要で、スワロウテイルってシステムだけを見るとかなりギリギリなバランスでできていて、お嬢様と使用人たちみんなが、「ここは、お屋敷であなた/私は使用人、私/あなたはお嬢様」という、ここがお屋敷(執事喫茶)であるという共通認識を持てているから初めてお屋敷や執事喫茶として機能しているのであって、もしその認識を誰も持っていなかったらあの場所は容易に「お屋敷コンセプトの下位互換高級ホテルラウンジもどき」になってしまう恐れをはらんでると思います。

つまり、上記のルールはスワロウテイルがお屋敷/執事喫茶/コンカフェとしてのアイデンティティを保つために必要なルールなんだと思います。

コンカフェと普通の飲食店の最大の違いは「マニュアルではない会話が発生する余地が多分にあるかどうか」だと思うんですけど、スワロウテイルの場合は上記のルールがないと、マニュアルではない会話が発生する余地がほとんどなくなってしまうと思います。普通の飲食店になってしまう。

 

なのでこれはスワロがコンカフェであり続けるために必要なルールであるのは間違いないと思います。

ただこれを飲食店のサービスやルールとして考えるとかなり合理性を欠いているのは間違いなく、またその穴を埋めるための負担は当然担当フットマン個々にかかってくるので、それぞれの使用人の性格や業務習熟度に応じてお給仕のクオリティやお嬢様の満足度にかなりムラが出てしまいますよね。フットマンそれぞれの個性としてそれ込みで楽しめる人はいいけど、毎回同じクオリティのサービスや満足度を求めると途端に結構しんどいお店になってしまいますよね。べき論で言えば毎回同じクオリティの楽しいを提供するべきといえばもちろんその通りなのですが、まあなんかそういうムラがあるとこも普通にコンカフェらしくていいのかな?と最近は思うようになりました。

であんまりこのムラに対してシビアな視線を向けて欲しくないから、なんとなくお屋敷はお嬢様に固定(推し)のフットマンをつくることを推奨しているような空気があるのかな?と思いました。固定や推しがいるということは、例え他がマイナス100点でも強い再訪の動機になるから。(スワロに限らずそこに甘えてほしくはないけど)

 

12周年を迎えられたのは、もちろん使用人のみなさまやお嬢様がたがお屋敷がどういう場所であるべきか、自分はこの場所でどうあるべきかを理解してお屋敷を守ってきたからというのはもちろんなんですが、少なくともこのへんのシステム設計が大きく間違ってはいなかったからっていうのもあるんじゃないかなあ、と思いました。