正しくないインターネットを返せーーーーーー!!!!!!!!
font size=50 font color=redで叫びたいこの気持ちに私が突然陥ったのは、昨日「インフルエンサーのツイッターでのフォロワーの増やし方」なんて記事を読んでしまったのがきっかけだった。
バズったツイートを研究しよう、ツイッターで話す話題を絞ろう、フォロワーを買うのは結局後々ばれるからやめた方がいい、RT・引用RT・画像付きツイート・画像なしツイートをバランスよく配置し綺麗なタイムラインを心がけ
など、的確にして合理的
なるほど…インフルエンサーと呼ばれる人達はそんなことを考えてツイッターをやっているのか…。
しか出てこなかった。
翌日、でも思えば私自身は職業インフルエンサーみたいな人のツイッター苦手なことが多いな?
と思って色々考えたら結局、私が好きなのは人の計算を超えて漏れ出す本音、計算外の弱さ、隙みたいなものなんだということ、
それから、あまりにも正しすぎることは辛いと感じてしまう
と言うことだった。
すると急に過去のインターネットの情景が思い返された。ブログもツイッターもニコニコ動画も、テレビや雑誌では「ないことにされている」時代が長くあったということ。
個人ブログ、個人HPは一つの小宇宙だからBBSがあったって読み手と書き手の間にはいつも断絶があって、ネットをやる人達はいつでも孤独な状態だったこと。
みんなこれが何かになるのかどうにもなるのかならないのかわからない、と思いながら記事を重ねる。そこには大抵何かに対する愛やクソどうでもいい日常、どうしようもない愚痴などが綴られていて、それらをみんな人知れず自分のブックマークに収めて、これを読んだって何がどうになるのか何の役に立つのかわからない、と思いながら読んでいたんですね。
まったく合理的でもなければ正しくもない、何のためにもならない世界がそこにはあったんです。
なぜなら前述したとおり、個人ブログや個人HPは宇宙だったから。
現実に対しては虚構、現実の自分とは違うアバターのような自分が存在する場所、それが当時のインターネットだったんだけど、いつしかネットは徐々に現実を凌駕し始めて、それに気づいた正しい人達は逆にネットを凌駕し始めた。
正しくSNSを使う力はすなわち自己実現力、好きをお金に変える力になる、将来の自分に繋がる…………………………
正しくないインターネットを返せーーーーーー!!!!!!!!
一日規則正しくスケジュール通りに過ごしてしまったら「あああまりにも正しすぎる一日を生きてしまった」と三日は寝込んでゲームしないと上手く生きれない私のことをわかってください、いや全然わからなくていいです。
正しくないインターネットは正しくないから可愛かった。だから好きだった。
それだけです。