美少女の彼女の隣に居続ける理由・今日の虚構ブログ

その美しい女の子は、幼稚園からの幼馴染で。

3歳?4歳の頃?当たり前に一目見た時から好きだったんです。

別に同じほど美少女でもない凡庸な私が彼女から愛されるための戦略は誰よりもずっと彼女を好きでいて、彼女の望む温度でそばにいよう、ということ。

戦略は功を奏した。彼女の良き友人で良きナイトで、それでいい、それでいいから、それ以外に何もいらないので。

なんでこんな絶世の美人がお前みたいな凡庸な奴と?

みたいな顔をされたのはもう何百回目かな。関係ないよね、愛されていないお前には関係ないから。

彼女より高すぎず低すぎず、の成績をキープして同じ小学校中学校高校、そして大学に入学した。

大学のミスコンへのエントリーを同級生に勧められて、悩んでいた彼女の背中を押したのは私だった。

私がいくら隠したって見つかってしまうだろう、だったら彼女がそれを嫌だと思わないなら、最大限その美しさを生かしていった方がきっと彼女にとって得だろう、と思ったからだった。

「みくちゃんもそう言うなら出てみようかな…。みくちゃんは、出ないの?」

正直そんなこと考えもしなかったけど、そう言われた瞬間に急に腹が決まった。

「私も出る。」

二人でエントリーシート出しに行ったら担当者に

 「彼女はわかるけど、なんでお前も?」

ってけげんな顔をされた。

わからないの??馬鹿だなあ。

 

ダイエットしてメイク研究して、全然美少女にはなれない私なりに精一杯努力した。

私は彼女の後ろじゃなくて、隣にいたいの。おつむがだいぶ悪いお前らの脳内にさえもその姿を焼き付けておきたい。

インスタでもツイッターでももちろん現実でも、彼女の隣にいるのはいつだってお前じゃなくて私で。

 

結果は、もちろん彼女は優勝だった。私もなんとか小さな賞をもらった。それでいい、私は結果に満足だった。

 

彼女と私、二人並んだ姿を見て

「俺は私は彼女の方が可愛くて好き」

選んで満足か??それで勝った気なの??お前は彼女から選ばれていないよ。

バーカ。

 

蜜月は明日もきっと続いてゆく。この宇宙のこと、誰にわかってもらえなくてもいい。