文学

潮騒 三島由紀夫

ある時期の男の子の眼には女の子ってこういう風に眼に映るんだなあとというのが女性の私にも垣間見れてうれしかった。 シンプルだけど力強い作品。 もうなんか最近は恋愛小説とか読んでも、はいはい色恋沙汰ごちそうさま。ってなってしまうことが多かったん…

こころ 夏目漱石

日本人は本当に今も昔も自殺への憧れに捕らわれ続けているのだなあと思った。そういう血を脈々と受け継いでいるように思える。 潔癖に生きて行こうとすれば道は自殺しかなくなるように思える。けど、ほんとは自殺ほど生きている人間に対して残酷な仕打ちはな…

罪と罰 ドストエフスキー

色んな読み方が楽しめる小説だけど、私は「思想」の部分に惹かれたかなあ。 100年前に書かれたとは全然信じられない。全然古くない。これは昨年書かれたものですと言われても信じる。すごいね。 人間が思うことって何十年経っても国境を越えてもあまり変…

メモ

(演出) ・演劇の目的の一つに真実の発見がある。 イ、私は何者か(エゴの暴露) ロ、古い因習からの脱却 ハ、新個の幸せとは何か。 ・嘘のことに演劇という嘘を重ねても意味がない (演劇批評) ・三谷幸喜さんが、舞台「国民の映画」で何かの賞をもらった時「笑…

メモ

(劇場) ・日本ほど色んな様式の演劇が商業的に併存していることはないことから、日本は演劇博物館と呼ばれている。 なんか、日本は神様がたくさんいるのもそうだよなあと思った。そういうある種の文化は広く受け入れられる寛容さがあるよねえ日本人て。不思…

4/19メモ

(映画社会史) ・1945年を機に変わった。 やっぱ敗戦ていうのは本当に日本に大きな変化をもたらしたんだなあと思った。 (児童文学) ・戦後、1950年頃から児童文学は始まった。 ・児童文学の対象0歳〜15、6歳 ・YA(ヤングアダルト)〜浪人生くら…

4/17メモ

(演出) ・映画は最大で一千万単位で人が動くけど、演劇は三万人もいないと言われている。 ・21世紀は舞踊と儀式の始原的演劇に回帰すると言われている。 (演劇批評) ・批評は己の内側をさらけだす行為。 ・演劇批評の質が一時代よりだいぶ下がってしまった…

「ぼくのお父さんは東電の社員です」読了

子どもの書く文章って言うのを根本的に信用していない。 それはほとんどの場合、彼や彼女の内面を映したものではないからだ。 言葉っていうのは重量のある鈍器と似ていて、使い方を知らなければ体ごと持って行かれてしまう。第一自分が本当に心の底で思って…

個人的メモ

聞いてて面白かったとこだけ。本題から微妙に逸れた話の方が面白い時も多々あったり。 (ミュージカル関係) ・昔は宝塚劇場二階は、昔宝塚作品は200円、ブロードウェイだと300円で見れた。 これは物価が今と全然違ったってことなんだろうけど、今の感覚…

変身/フランツ・カフカ

ロリヰタ読んでから、そういえばこれも野ばらちゃん下敷きにしてたなー、と思って読んでみました。 あと去年の夏、教習所の宿泊施設でテレビ見てたら、森山未来がグレゴール役で舞台やっててそれがすんごいインパクトあった。 人が生身の身体で毒虫を演じる…

冬物語 /シェイクスピア

やっぱりシェイクスピアを活字で読むのは苦手…と思いつつ、なんとか読了しました。 ハーマイオニーの凛とした強さはとても魅力的です。 巻末の解説を読んだら、上演当時「三一致じゃない」「『時』がコーラスで出てくるのはおかしい!」などと専門家に叩かれ…

伊豆の踊子/川端康成

集英社文庫の、ジョジョの荒木登呂彦さんが描いてる表紙のものです。 ジョジョ読んだことないけど。 表題の伊豆の踊子を含む5編が収録されています。 伊豆の踊子 真冬の清流のような清らかさがありました。 収録されてる他の作品は結構エログロエログロして…

人形の家/イプセン

読みたい読みたいと思っていたので、去年授業で使っていた「ベスト・プレイズ」を引っ張り出して読んでみました。 シェイクスピアと比べると大分読みやすかった! 文章で読むと、最後のノーラが別れを告げるシーンがとても好きだった。 あれノーカットで演じ…

ロリヰタ/嶽本野ばら

小説です。「ハネ」と二編収録。 ロリヰタ ロリータ・コンプレックスなどの文脈で使われる「ロリータ」と、ロリータ・ファッションと言う意味合いで使われる「ロリータ」のダブルミーニングのタイトル。 ナボコフのロリータを読むと対比できてより面白いんじ…

白河夜船/吉本ばなな

小説です。 なぜかずっと「びゃっかこうせん」って読んでた…。ほんとは「しらかわよふね」でした。 漢字とか、ずっと自分流の読み方してて何年もそういう読み方なんだって思いこんでて、ある日ふとした時にほんとの読み方知ってカルチャーショック受けること…

「植物図鑑」有川浩(※ネタバレ有り)

小説です。高校時代に買って読んだのをもう一回読みなおしてみた。少女漫画を上手く文学に昇華させた人だなあという印象。 あと、設定やキャラクターが面白くてはっきりしてるから映像化、アニメ化、舞台化にとても向いてると思う。 フリーター、家を買う。…

「スプートニクの恋人」村上春樹

村上春樹の「スプートニクの恋人」を読みました。 高校の頃一度読んだことがあるんだけど後半の展開とかすっぽり忘れていて、初読のような気持ちで楽しめました。 高校の時の国語の現代文の問題にスプートニクの恋人で出題されたことがあって、掲載されてい…