神聖かまってちゃん「26才の夏休みツアー」追加公演@新木場スタジオコースト

神聖かまってちゃんと出会ったのは、去年の秋のことでした。
ニコ生のユーザー生放送で神聖かまってちゃんをBGMに流してる人がいて、
「ボイチェンみたいなキンキン声で死ね死ねうるさい!」
というのが初めて聴いた時の印象でした。

その後、タイミング良くニコ生公式で、WWWという渋谷のライブハウスのこけら落としライブが放送されていたのを見ました。
曲が終わるたびにMC挟まってて超ぐだぐだだし、しまいにはmonoくんとの子は喧嘩始めちゃってたし…。の子もmonoくんもガチでキレてて超真剣なのになんか傍から見てるとどっか間抜けてて思わず笑ってしまいました。
ただ、その時のの子の完全にいっちゃってる眼と、曲だけが心に残りました。

それで神聖かまってちゃんに興味を持つようになりました。確か。
神聖かまってちゃんでぐぐって、ナタリーのインタビュー記事を読んだり、竹内さんのライブレポを読み漁ったり。

それで何をきっかけに辿りついたのかは忘れてしまったのですが、の子氏のPV付きデモに行きつきました。
そのPVが、なんでしょう。綺麗だった。本人はあんな感じなのに、こんなPVを作るのかと驚きました。

気が付けば、ニコニコでもyou tubeでもライブ音源、の子のデモ音源を集めたかまってちゃんリストを作ってよく聴くようになりました。
でも別に聴こうとして聴いてたわけじゃなくて、なんというか気持ちの中でどうしても聴かざるを得ない瞬間が日常の中でふと訪れて…。

何かに興味を持つ時って、大体自分から興味を持つように何かしら努力をするのが私の常なのですが、かまってちゃんは何か勝手に私の興味の範疇に入って来られました。


でもニコ生の雑談配信とか、現在進行形で動いていく彼らにはさほど興味がなかったので、あまり彼らの今現在の動向とか(ライブしてるとか新しいアルバム出したとか)を知らずに曲ばかり聴いていました。
そして何かの折に久しぶりにたまたま彼らの公式ホームページを見てみたとき、丁度タイミング良くツアーの追加公演が決まったのを眼にしたのです。



そして迎えた12月13日。正直どうなんだろうなあと思っていました。
家でパソコンのスクリーンを通して見るので十分なんじゃないのかなとか。
でも違った。何をどう言葉に当てはめたらいいのかわからないですが、でもやっぱり何かが決定的に違っていました。
彼らの音楽の中に飲みこまれて、音の中に居る感じ。
子どもの頃本を読んでいる時って、自我とか「自分の存在」が自分の中からがなくなって、ただひたすら物語の中に没入していたのですが、そういう感じがしました。
それだけ没入させられたということ。
昨日から、あの感覚を言葉にしたくて帰りの電車でも、帰ってきてからも、今日もずっと、どうやったらあの時私が感じたことをうまく言葉に当てはめることができるかと、そればかり考えていました。今こうやって書き連ねた言葉が、たぶんあの時の感覚に最も近いのではないかと思います。それでもたぶん、「私が本当に感じたこと」との隔たりはきっとあるけれど。

昨日のライブは、私にとって良いとか悪いとかすごいとかやばいとかそういうことではなかった。
そういう風に言葉にできるものではなかった。


…というのが昨日のライブを終えての私の内側の話なんですがライブの内容が何も伝わらないので、外側の話もして行こうと思います。


新木場駅に着き、
自宅で見た、コーストへの地図のうっすらした記憶を頼りに「大体こっちだろう」と歩いていくこと10分。全くそれらしき建物が見当たらない。というか歩いている人が人っ子一人見当たらない。
駅まで引き返して交番へ。
「ああ、こっちをまっすぐ行って橋を渡ったとこにありますよ。」
とおまわりさん。ものの見事に私が歩いていた方向と真逆でした。
『大体適当に歩いたら辿り着くだろう』という思考を改めた方がいいと思います。


そして辿りつくこと6時過ぎ。開場時間前にはついている予定だったのですが、会場につけばすっかりお客さんは中に入っていました。
物販を横目に見つつ、ドリンクバーで水のペットボトルをもらい、ロッカーに上着と鞄を入れて客席へと。
開演前、かまってちゃんはニコ生の自分らのユーザーアカウントで生放送をやっていたようで、スマートフォン持ちの人はそれを見てる人もちらほら居て、それを横目に見たりしていました。

7時になり開演。まずはゲスト・アクトのNATSUMEN
歌なしのインストルメンタルの曲だけでボーカルのいないバンドだったんだけど、これがすごい格好いい。ギター二人、ドラム、ベース、アルトサックス、テナーサックス、トランペット、キーボードの8人編成。

素人眼に見てもすごい上手いっていうのが伝わる。聴いてて気持ちいい。格好いい。
歌なしでもこんなに魅せられるのかと思いました。

MCで、AxSxEさんがかまってちゃんの最新アルバム「8月32日へ」のレコーディング、ミキシングエンジニアだということを初めて知る。
その繋がりで今日出演することになったのだそう。
AxSxEさんは髪がもじゃもじゃで長くて、結局最後まで顔がよくわからなかったという…。


そしてNATSUMENの演奏が終わり、転換。
転換中ステージは暗転してるのですが、の子のトレードマークのピンクギターは暗闇でも煌々と輝いていて、ここではじめてあのピンクはただのピンクではなくて蛍光ピンクだったのだと知る…。
これはライブ来ないとわからない意外な事実…。

そしてステージが明転し、かまってちゃんと撃鉄マネージャーであり、かつあら恋ベースで元ミドリのベースの劔さんが登場し、相当テンパってマイクを何度も左手右手に持ち替えながら諸注意を。
「気分が悪くなったらあの周りのみなさんで助け合って…あの…セルフプロデュース…トータルプロデュースでお願いします。」
という名言を残して退場。
そしてはじまるかまってちゃん登場SE
「夢のENDはいつも目覚まし!」
ここでステージのLEDが点いて、ニコ生公式のコメントも流れ始めたのですが、
コメントを読んでいると
「ここで黒歴史を刻むんだな…」
という不穏なコメントも。
まさかこれが後に現実のものになるとは、まだこの時は誰も知るよしもなかったのです。


はじめて生でかまってちゃんを見たのですが、
みさこさんは実物の方が可愛くて、ちばぎんは私の思ってたより細くて、monoくんは演奏してる時、ニコ生で酒飲みぐだぐだ配信をしてるあのおっさんだとは思えないほど格好良かったです。
ただの子の印象は、びっくりするほどパソコンのスクリーンで見てる時と変わりませんでした。
生で見たらもうちょっと話聴きとりやすいのかと思ってたけど別にそういうわけでもなかった!


LEDにご機嫌のの子さん
「なー?今日やっぱり来てよかっただろー?」
と連呼。
そしてちばぎんが頃合いを見て
「今日はまだライブでも配信でもやったことのない曲をやろうと思います。」
『雨宮せつな』!AV女優のひとの名前のこのタイトル。
の子さんが
「冬っぽい曲なんでね!照明さん!冬っぽい照明お願いします!」
と言うとステージが一気に冬っぽい照明へ。湧く会場。

曲が始まると、monoくんのキーボードかな。が謎の不協和音を…。
だがステージ上に居る彼らは気づかなかったようでした。
の子さんの「るるるーるるるー」のとこが綺麗で印象的な曲です。


そしてMC
「よかっただろ?」
というの子さんの質問に対して
「よかったー!」と会場。
「お前らはうわべだけで言うから!おい!お前らはどうだったんだよ!」
と、今度はLEDに向かってニコ生リスナーに聴くの子氏。

「アニコレ?似てねーよ!」
『さんま御殿見てた』というコメントに対して
「さんま御殿なんか見てんじゃねー!」と突っ込みつつ次の曲「あるてぃめっとレイザー!」
あるてぃめっとレイザーのサビは客も連呼!
歌詞ひっどいけどめちゃくちゃ格好いい曲です。
血がたぎる。めちゃくちゃアッパー。どこまでも突き抜けて行く感じ。


monoくんがサンタコスのお客さんをいじる。すごい可愛かった。
カメラにもやたら抜かれてたし、カメラマンの思惑を感じつつ。
そしての子さんの「ひー、ふー、みー、よー」からはじまる『ねこラジ』へ
サポートのバイオリンが良い感じに胸に迫ってくる。
綺麗なんだけど力強くて。
「上へ、上へ、上へ」

そして曲が終わるとちばぎんがすぐにベースを弾き始める
はええ」
といいつつ合わせるの子氏『レッツゴー武道館っ』へ

の子「走れっ」客「やーねー!」
の子「走れっ」客「やーねー!」
の子「走れ」客「やーねーの上をー!」
とサビで歌っていくのですが。これでさらに高まる会場のボルテージ。
これをライブで聴けたのはすごいうれしかった。めちゃくちゃライブ向きの曲ですよね。
ここが今日一番私は高まったかもしれん。
やばかった。この曲は本当やばかった。

曲が終わると
「今日は追加公演ってことでねー、人には見せられないようなものをやっていきたいと思いますんで。」
の子が機嫌よくいったのに対して
「人には見せられないようなものをやっちゃうの?」
と冷静につっこむちばぎんが地味にツボでした。
「今までやったことないようなライブをやるってことだよ!」
との子は言い返してたけども。


「ほら、雑談配信してないで早く曲やれって言われてるよ」
優しくの子を諭すちばぎん…。
体調が良くなかったらしいこの日も保育士スキルは健在でした。
『ベイビーレイニーデイリー』
みさこさんの
「ちゃららららちゃららー」の後に客がコールアンドレスポンスで言う
「ちゃららららちゃららー」に自分も加われたっていうのはなんかちょっとうれしかったです。
いつどこで聴いても真っ直ぐで綺麗な歌です。monoくんの弾くキーボードの音が切ない。

そんな余情たっぷりに終わったベビレニの後、何故か脱げているの子さんのズボン…。会場で見ててもニコ生で見直してもいつ脱いだの!?っていうマジック張りの脱ぎ芸でした。


何て言ってるのかよく聞き取れないmonoラップの後『自分らしく』
この曲はほんとmono無双!
間奏でドラムのシンバルを叩きに行くとこがすげー格好良くて好きです。
「自分らしく」はライブで聴く方がよかった!
あとやっぱサポートバイオリンの音色が最高に良い!
でまたもやいつのまにか脱げてるの子さんのズボン…。
脱いでるっていうか脱げてたんですかねあれは。


「とりあえずお前ら全員隣の人ぶんなぐれ」
「そういう曲なんだよ!」
というの子のMCからの『制服b少年』
「気持ち悪い」って言われてるのが自分の方なのに、他人ごとのように自分に対して強烈に「気持ち悪い」と叫ぶ。
それに高揚感を持ってしまいそうになる。


曲が終わるとすぐさま、次の曲のベースラインを弾き始めるちばぎん
はえーよ10分ぐらいMCさせろ!」
といいつつ、次の曲の準備をするの子
「俺はひとりになりたい。この曲は俺がひとりで作ったんだ。客がいようと関係ない。俺はここで表現するだけだ。」
みたいなことを言っていて、今日大半のの子のMCよくわかんなかったけど、ここだけはちゃんと聴きとれて、とても印象に残った言葉だった。

そしてはじまる『夜空の虫とどこまでも』
の子さんはボコーダーで加工された、言葉のような音のような不思議な歌を歌っています。
夏の草原の中で、高い夜空を見つめてるような曲です。

曲が終わるとの子さんが
「おい客、もっと盛り上げろ!」
と突っ込む
「そういう曲じゃなかっただろ」とつっこむメンバー。


「はーい先生」というボコーダーで加工された声のコーラスとベースで
と次の曲を促すちばぎん。
今日は曲数そんな多い方じゃなかったけど、ちばぎんがいなかったら本当にたぶん5曲ぐらいで二時間半終わってたんじゃないかなあと思うくらい、ちばぎんの名進行っぷりが光ってましたね…。

ここでちばぎんの誕生日を祝うタイム!11日がお誕生日だったそうです。おめでとうちばぎん。


『算数の先生』へ
むちゃくちゃダウナーな歌です。決して暗くはないんだけど、ものすごい鬱ソング。
「1時間目は算数よ」「はーい先生」
「2時間目も算数よ」「はーい先生」
「3時間目も算数よ」「はーい先生」
「4時間目も算数よ」「はーい先生」
「5時間目も算数よ」「はーい先生」
これを曲の後半までまで延々と30時間くらいまで繰り返していくんです。
授業の閉塞感が一気に蘇って来ます。
聴いてて、本気でこの曲が永遠に続くんじゃないかっていう気分に陥って、さーっと視界が青くなって気持ちが悪くなり、人ごみを離れて人の比較的すいている端っこの柵付近にへたりこんでしまったのですが、そのぐらい鬱な歌でした。

帰ってからニコ生のタイムシフトでこの曲を改めて見てみたら後半の一気に開けてく感じがすごい良いな格好いいなって思ったんだけど、私は現場ではそこまで持ちませんでした…。
でニコ生だとあの鬱な感じがあんまり伝わってこなかったんですが、現場でのあの曲の作る空気てなんかもうすごかったです。
でもこの曲はニコ生のコメントでも終演後のツイッターでも評判よかったですね!
確かに後半のアレンジめっちゃ格好良かったです。


そしてMC。座って休憩しながら聴いてたんですけど、
ここでちばぎんから残り2曲のお知らせ。
「えええええええ」
とブーイングの客席、リスナーそしての子さん。
「ふざけんな!こっちは金払ってんだよ!」
となぜか客目線。

monoくんとの子がなぜかちょっと険悪ムードに…。
「でも俺一回手ぇ骨折しちゃったからもう今もう、の子でさえ殴れねえんだよな」
とmonoくん。
なかなかの一級フラグ建築士っぷりでしたね…。


「ゆーれいみマン」へ。
これすっごいよかったと思う!演奏も歌も!

「日に照らされる時、そこには椅子だけじゃ
なんとなく寂しいけど、仕方ないですよね!
ですよね。」

格好良かった。
ちょっとここは大人しく見てたけど、できるなら精一杯跳びたかったです。

曲が終わると、またちばぎんがベースで煽りつつ、monoラップとの子ラップ
monoラップは例によってよく聞き取れなかったのですが、の子は
「お前はニートなんかじゃねえ。お前はもうすぐ結婚する。俺はガキにも興味ねえ。貯金は500万…増えたんだあはは!またそのうちニートになるかもねー」
みたいなこと歌い、そしてカウント取って
「いかれたニート」へ。
こんなにアッパーにニートであることについて歌うニートが他に居るでしょうか。
どこか哀しくて刹那的で、だけど力強い曲です。


最後の曲というわけで、メンバー退場。引っ込まないの子氏…。
あまりに引っ込まないので再び出てくるメンバー
「の子が引っ込まないのでよくわかんない感じになってしまいましたが、ここからアンコールですー。」
とちばぎん。

次の曲は歌詞をよく覚えてない!ということでの子氏リスナーに歌詞職人を要求。
客席に背を向け、スクリーンをかっと眼を見開いて凝視しながら歌い始めます。
「夕焼けメモライザ」
今、世界で一番好きなイントロかもしれない。
夏から秋にかけて、夕焼けがすごく綺麗な日。ただ夕焼けが綺麗なだけなのにそれだけでなんだか胸がぎゅっとなるあの感じを思い出す歌です。

『「諦めない」 やな言葉だ
少し寂しいからやってみるよここからさ』

オレンジの照明が綺麗だった。


曲が終わりはじまるの子のぐだぐだMCに、ちばぎんからアンコール残り2曲をお知らせ。
「2曲じゃたんねーよ。」
「時間がないんで次行きましょう」
と諭すちばぎん
「時間なんかどうでもいいだろ!終電なんかどうでもいいじゃねーか!」
と主張するの子さん。

そんなこんなありつつos宇宙人へ。イントロがはじまってから違う曲(友達なんかいらない死ねかな?)を弾き出したmonoくん。演奏中断。
の子「お客さんがわかっててなんでお前がわかんねーんだよ!」
m「わかんねーよ!」
の子「わかるだろ!」
m「わかんねーよ!」
漂う不穏な空気。
ちばぎんが
「わかるかわかんないかはいいんで、次行きましょう。」
と諭し、今度こそos宇宙人へ。

アニメのOPの曲で、女性の声優さんが歌うってことで、ポップで、恥ずかしくなるくらいドストレートな歌です。女の子な歌。

「電波が違くても
きっとね何か掴んでくれてるあなたの事が好き」

好きな曲です。


残り一曲となったところで
もっと曲をやりたいというの子氏。
お客さんに、みんなでストライキをしよう!と提案
そこでちばぎんが冷静に
「じゃ次の曲が終わってからそれやりましょう。」
みさこさんが
「奇跡が起こるかもしれない!」

残り一曲ということで締めに入ろうとするmonoくんに
「そこで締め始めるっていうのが反骨精神がねーんだよ!」
と説教するの子。
「時間なんかどうでもいい!」「反骨精神!」
という言葉を今日は何度も彼から聴きました。


の子がボイスチェンジャーで変えた声で
「これで(このボイチェン使った声で)わかるだろ?」
と謎のどや顔。
「…いや、わかんないっす。」
とメンバー。
客席とニコ生が
「夕方のピアノ?」
みたいな空気の中での子
「『友達なんかいらない死ね』聴いてください」
ちゃんとの子が曲紹介したのって今日これがはじめてじゃなかったっけ…。

「えっまじ!?
そんなセリフが言えたとき
お友達ってやつがいるのかな」

この「えっまじ!?」っていうのは本来もっと軽く言うはずの言葉なのに、それをあまりにも必死に叫んで言うから、なんかそこに適合できなさ、みたいなのを感じる曲です。


ちばぎんから「めっちゃ急いでやったら後2曲やっていいそうです。」とお知らせ。
『ロックンロールは鳴りやまないっ』をやろうと提案。

「あと2曲だけかよ…。」
とまた色々喋り出すの子
「何曲やってもいいけど、それやってる時間はないです!」
「ロックンロールなんてアンコールでやればいいんだよ!あと4〜5曲やってー、そんでその後アンコールでやりゃあいんだよ!」
との子氏
「もうこれアンコールなんだよ!」
とmonoくんが真っ当な突っ込み。
まあそんなこんなありつつ

『コタツから眺める世界地図』
これもなんだろ、歌詞もそんな切ないこととか愛とか恋とかを歌ってる曲じゃないのに、胸がきゅっとするよね。何がそんなに切なくさせるのかわからない。穏やかで優しい曲なのにただそれだけで。
サビのある部分を彼が本当にとても優しく楽しそうに歌っていて、その姿を見てるだけで何故か胸が痛くなる。


MCはどんどんぐだって不穏な方向に向かってるのに、曲の調子はどんどん上がってきていて。
なんでこんなMCの雰囲気と曲が乖離してるんでしょうかこのバンドは。
なぜこのMCのぐだりと間抜けさと曲の切実さが両立するのか意味不明です。


「このまま天使行くぞ」
と、次の曲に行こうとするも、ボコーダーの調子がすぐれず結果またMCへ…。
またストライキをはじめようとするの子さんにちばぎんとみさこさんが
「次行くよ!」
とせかす。一触即発の雰囲気でここで何て言うのかと思いきや、
「淡泊だなあ!」
と悪態ついて曲へと。
このタイミングでその言葉のチョイスのセンスには笑ってしまった…。
絶妙の平衡感覚


「天使じゃ地上じゃちっそく死」
最初は
「いやだー」
っていう歌詞をそれはもうほんとにいやそうに歌っていたのだけれども、段々調子が上がって来てました。
「いやだーもういやだー!」
っていう歌詞が今のの子さんのMCの一連の流れにぴったりな感じがしました。


そして退場するメンバー。
まだやりたい!と粘るの子にメンバー再び登場。ちばぎんが
「ラス1ならやっていいって」
「1曲じゃ足りねーよ!」
と言うの子に対して
「じゃあやめよう。ラス1で足りないんなら今ここでやめよう。」
とちばぎんがぴしゃり。
「俺が客の立場だったらこんなん満足できねーよ」

今度はmonoくんに話しかけるの子。
「いらつくだろー??」
「何がだよ。」
「いやだからさー、わたくしたちプロですよー?こんなんで満足できねーよ。」
「じゃあだからお客さんたちの喜ぶ曲をやろうよ。」
「お客さんの喜ぶ曲ぅ?そんなのやんねーよばかやろー。俺はなー、あと4曲やりてえんだよ!」

その言葉にmonoくんが切れ、monoくんが切れたことでの子もさらにヒートアップ。
「じゃあお前あれかあ?結婚してそれが親思いなのかあ?」
「関係ねーだろ!」
「お前それでもロッカーかよ!」
「関係ねーつってんだろ!」
「お前こんなん茶番だと思われるだろくそったれ!」

その言葉で口火を切って殴り合い。止めに入るスタッフさんと劔さん。
monoくんの拳がの子の左頬にクリーンヒット。激昂するの子。
「来いよ!痛くねーよこのやろー!こんなんまたどうせ茶番だと思われるんだぜ?俺今顎外れちまってるよ。」

その後、やっぱり痛かったのかオフマイクで聴こえなかったけどmonoくんに言われた言葉で傷ついたのか顔面蒼白で泣きだすの子。突然ふと冷静になったように客席に向かって「すいません」と謝る。そしてまた泣く。
「大丈夫だから」と何度も言ってなだめる劔さん。

それで会場で見てる時は気づかなかったんだけど、ニコ生公式とかまってちゃんアカウントの放送見てたら、その後monoくんがなんか言ったみたいなんだよね。マイク入ってないからよく聞き取れなかったんだけど、多分スタッフ陣を慮る言葉だと思う。
それに対しての子が
「関係ねー!俺はバンドマンを大切にしてんだよー!」
この言葉にまさかのみさこが切れた。
「関係なくねーよ!このライブやるのに何人の人が関わってると思ってるんだよこのクソ野郎!」
ドラムを叩きつけるように鳴らす。
の子がそれにぶち切れ、ドラムセットを越えてみさこをどつきに行こうとする。応戦しようとみさこさんもまたドラムセットを越えようとする。止めに入るスタッフ。そしてさっきは止められる側だったmonoくんまでもがの子を止めに入る。

そしての子、スタッフに抱きかかえられ強制退場。

monoくん、客席からの「しめてー!」の声に、謝るように小さく客席に手をあわせ退場。


メンバーが全員はけると、劔さんが再登場し客席に陳謝…。
で、私はこの日携帯を忘れ、時間と終電の時間がわからなかったのでそうそうに会場を出たのですが、この後ちばぎんももう一度舞台に上がったらしく、帰ってからニコ生で確認したところ
謝罪の言葉と、「かまってちゃんだからこんなの許されると思ってないです。ニコ生で見てくださった方、会場に来てくださった方も、よかったらまた来てください。」
と挨拶していたようです。


とそんな締めくくりでしたが、私は喧嘩込みで面白かったです。
本人らはあんな真剣なのになんであんなに面白い!


うーん、でもこの日記書くためにニコ生で改めてじっくり見返してみたら、色んなことが見えてきてあんまり笑えなくなっちゃった。
喧嘩に関しては、私もああなんじゃないかなこうなんじゃないかなとか思うとこもあるけど、喧嘩なんかどこまでも主観的で感情的で、説明の言葉を並べるのはとてもナンセンスだと思うし、ああだったんじゃないのかこうだったんじゃないのかと解釈しようとすればするほど実像から離れていく気がするのでもう何も言えません。(一連のこの喧嘩の説明もどう排除しようと私の主観が混じってるわけですが…)、
でもただひとつ、喧嘩はどこまでいってもただの喧嘩だと思います。喧嘩も美談にしようと思ったらできるのかもしれないけど、私は下手に美化もしたくない。




あんまり私は神聖かまってちゃんのことが好きだと言いたくありません。自分のことをファンだとも思ってません。
ただ、私はこれからも彼らの作った曲を聴くし、新曲が出たら聴くし、ライブがあれば次も必ず行きます。


そうやって神聖かまってちゃんにかまってしまっている時点でファンだろうがファンじゃなかろうが私の負けなのでしょう。たぶん。


・set list
雨宮せつな
あるてぃめっとレイザー!
ねこラジ
レッツゴー武道館っ
ベイビーレイニーデイリー
自分らしく
制服b少年
夜空の虫とどこまでも
算数の先生
ゆーれいみマン
いかれたNEET
【アンコール】
夕暮れメモライザ
島宇宙
友達なんていらない死ね
コタツから眺める世界地図
天使じゃ地上じゃちっそく死