笹口騒音ハーモニカ、小南泰葉@sibuya HOME

Beat Happening!〜Acoustic BOY , Acoustic GIRL , SPECIAL!〜

稽古終わりに行ってきました。


笹口騒音ハーモニカ

New war(in the new world)
あの、録音とリピートを駆使して音足していくのやっぱ面白い。New warをこの演奏方法で弾いてるのはじめて見た。吹き込んだ「New war(in the new world)」のコーラスが良い感じだった。
でもうみのてでも笹口騒音ハーモニカでも、どっちかなのかどっちもなのか、この曲はもっと格好良くなれそうな気がする…。

うるう年にうまれて
私は8月15日に生まれたからか、この曲はなんだかとても身近に感じます。
誕生日の朝起きると、必ず終戦のニュースをやっている。

8月15日に死んだあいつは この平和を知らない
8月15日に生まれたあのこはあの戦争を知らない

インパクトがあるのは、「種まく命」
本人は、「一番ひどい曲」と言っていたけれど、何故か嫌いじゃない。


東京駅と正常異常はうみのてバージョンの方が好き。

それからやっぱり、Sayonara Baby Blueを初めてライブで聴けたのが熱かったです。
前にも書いたけど、やっぱこの曲のここの歌詞が好き。

汚れちゃった私でも 死にたいなんて思わない
落ちれば落ちるほど どきどきが止まんないの
雑巾と呼ばれたって 生きるBaby Blue
命の限り落ちてやる 私Baby Blue
100万ドルのBaby Blue


この曲の笹口さんが正面をどこまでも真っ直ぐに、睨みつけるほど真っ直ぐに向いて歌っていて、その突き刺さるほどの眼差しが胸に焼きつきました。
今度は、ピアノ伴奏付きのSayonara Baby Blueも聴きたいです。


最後は太平洋不知火楽団の楽曲
「例えば僕が売れたら」
なんだか素朴で、歌詞の情景が目に浮かびます。
1番だけ歌って、「2番はアソロックで聴きに来てください!」とのことでした。

今日は3組のみの出演だったので、一人の持ち時間が長くてうれしかったです。


「東京駅」の猫の盛り声をみんなでやってみようのコーナーは毎回度肝を抜かれます…。
あとはこの日はバレンタインだったので、バレンタインに関する話が多かったかな。


うみのてと笹口騒音ハーモニカは、いつもあんまり1曲目はピンと来なくて、2曲目3曲目あたりで突然引きこまれる。
それは演者のコンディションなのか聴き手の私の問題なのかそれともセトリの問題なのかはよくわかんないけど。

うみのても太平洋も笹口騒音もそれぞれ良さがあるけれど、笹口騒音ハーモニカの良いところは、ギター一本だから当たり前なのだけれど、歌や歌詞がしっかり聞き取れる所。
バンドで聴くと身体中の戦意を煽られるけど、笹口騒音ハーモニカで聴くと、もっとさりげなく、でも確実に、心の奥に火を付けられる。


小南泰葉
歌いだし最初の一音で、「あ、この人好きだ。」と思いました。
声が美しい。歌う姿やたたずまいが美しい。
演奏してる間ずーっと見惚れてました。聞き惚れてました。
高音も中音も低音も好き。
改めて女性ってなんて美しいんだろう…と思いました。
えぐさを内包しているのに、それを凌駕するほど美しい。
演奏陣もよかったな。ピアノとバイオリン/ギターの3人編成。
ピアノの音が好きだと思った。

最後の方で、お客さんにバレンタインのお菓子詰め合わせの小さな袋を配っていてきゅんとした。
「一人だけリアルなゴキブリのおもちゃが入っていますが、その人は当たりです。」
と言われて、袋をがさがさ開けるお客さん達…。
と、「当たった」みたいなことをつぶやいているお客さんの声が聞こえたのでぱっと振り返ると、当たったのはお客さんとして来ていた太平洋の大内さんでした。
当たりの賞品は、小南さんお手製のわら人形。
「いいな…いいな…」
悔しかったので呪詛のごとくそう呟いときました。

明らかにおかしいことしてるんだけど、それを普通のことと思わせてしまう不思議な力が彼女にはあった。
だってこの一連の流れにその時の私はあんまり何も違和感を感じなかったんだもの…。


最後、アンコールで、歌詞間違えて
「HOMEって歌っちゃった。あれ、ここなんだっけ?」
と恥ずかしげにお客さんに聴き、仕切り直して歌いだそうとすると、またすぐ演奏が止まり
「あれ?歌いだしなんだっけ?」とお客さんに聴く。
その様がめちゃくちゃ可愛かった。

エキセントリックさと可愛さと美しさを全部持ってる人でした。