コンセプトカフェ考。(3/10アカシウス寄宿舎学園)

先日アカシウス寄宿舎学園というコンカフェに行って来ました。
この間お店を見つけて以来気になっていたのです。

ロールプレイングカフェ、お客様にも役割を演じていただきます。…っていうことだったのですが、実際は別に何かを演じるというわけでもなく。ポイントに応じて、店員さんからの呼ばれ方が変わるってことらしいです。

多くのコンセプトカフェってどこも一応色々独自のコンセプト打ち立ててるけど、お客さんとキャストさんが仲良くなっていくほどに形骸化して(そして半分ネタ化して)どこも「可愛いお洋服来て可愛い女の子がちょっと変わった挨拶をするお店」になるような気がする。
衣装以外であんまり決定的な違いを打ち出せてないような…。
結果ああいったお店でどう生き残るかって、どれだけ面白いイベントやるかとかどんだけ個性的なコンセプトを打ちだすかではなく、極々シンプルに基本的な接客なんじゃないかなーと思う。


あとは、お客さんにそのコンセプトに乗っかってもらうということの難しさ。
店員さんは「そういうお店だから・お仕事だから」っていう理由があるから、そのコンセプトに乗っかってある種の演技(『いらっしゃいませ』の代わりに『おかえりなさいませご主人さま』と言うこととか)をするけど、お客さんにはそのコンセプトに乗っかって演技をする理由や必要性がどこにもない。だからお客さんにお店のコンセプトにしたがって演技してもらうっていうのはとても難しい。

なので初音ミクのコンサートで「お客さんが3次元映像を生きてる人間として扱う」っていうある種の演技をしてくれるっていうのはとても特殊なことだと思います。
それが「ライブ」という特殊な空間である、ということや、一対多数であることとかも一因だと思うのですが。
だから、お客さんにこちらのコンセプトを飲んで演技してもらうっていうのはかなりそう言った特殊な場を必要とすると思うのですが、それに対して「喫茶店」ていうのはとても日常的な場だから余計にそれを難しくさせると思うのですよね。
そこがコンセプトカフェとお客さん参加型演劇を結び付けることの難しさだと思います。


だから何かよっぽどの策がない限りは、基本的にはお客さんには普通に振る舞ってもらってもらってOKで、店員さんの言動だけで成立するようにコンセプトやマニュアルを組むのが正解なんだろうなあと思う。お客さんの能動的な何かに期待するのは不正解な気がする。


でもただ、私は初音ミクのコンサート以外でお客さん側が演技してる場というのを見たことがあって、それは大道芸でのお客さんへの客振り。
おおよそ大道芸人側の思い通りにお客さんを動かしつつ、でも素人ならではの予想外の動きをみんなで楽しむ…みたいな。
でもこれもよっぽど演者側にスキルがないと難しいことですが、でも演劇とコンセプトカフェを結び付ける可能性としてはこの大道芸人的スキルっていうのは一つのヒントになるような気がします。


そしてここのお店、制服のジャケットの着脱ができて、でこれを脱ぐか着るかは店員さん自身が選べると思うんだけど、ジャケットを脱ぐと、めっちゃ胸の谷間が露出されるという…!
きゃーけしからん!!!
でも、ジャケット着るとすごい清楚というギャップ…。

可愛い女の子がたくさん見れたのは満足でした。
やっぱ日常的に見られてる意識を持ってる女の子ってとても可愛いです。
基本的にああいうとこは可愛い女の子を眺めながら、ヲタの人達の会話を遠目に楽しむ所だと思うので。


お客さんとのコミュニケーションを重要視してる系のコンセプトカフェとか、あとアイドルの握手会とかのお客さんの様子とかを見てると、ああいう所は、チェーン店ではあんまり機能していない「お得意様」という概念とか、昔はよくあったけど今はチェーン店普及とかであまりなくなってしまった「近所の商店街の顔なじみの八百屋の店員さんとの会話」みたいなことをうまく復活させてる感じがします。

私も含めてそういう、近しくない関係性でのたわいない会話、みたいなものをみんなどこかで求めてるのかもしれません。
仕事とか学校とか、家での自分じゃない自分になれるということや、可愛い女の子や同じような趣味を持ったヲタ友達とコミュニケーション取るっていうのは、やっぱああいったお店のお客さんたちの楽しみや良いストレス解消になってるのかなーと思います。


まだまだコンセプトカフェへの興味は尽きないので、今後も色々行ってみたいなあと思います。