全うする、個々人にとっての「普通」

13 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って迷妄を離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。

走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく

というフレーズが、最初読んだ時かなり衝撃的だった。

だって現代は受験も就職もアイドルもみんなみーーーんな

「全力で走れ!!!」

という価値観が勝る世界なんだとばかり思っていたから、

「はや過ぎるのもよくない」

という価値観があったんだということに。

つまりこれは個々人にとっての普通を全うしろってことだとおもうんだよね。

がんばりすぎず、だがサボりもしない。

 

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

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