皿洗いも洗濯も料理も淡々と繰り返すから尊いということ

昔は皿洗いも洗濯も、終わらせてもまたやらなきゃいけない、繰り返さなきゃいけないということにうんざりしていたけど、今はその尊さ、生活を営むことの良さがやっと実感としてちょっとだけわかるようになってきた。

そう考えると、日々炊事洗濯掃除などの生活に全力を傾けられる専業主婦・主夫って豊かな生き方だったのかもしれないねえ。毎日自宅の家事を真剣にやるっていうのは、どっちかといえば仕事的には芸術家や神職と似てる。自分の生活をオリジナルに粛々と営むことは、祈りや創作に似た行為だから。

 

もちろん「男は仕事、女は家庭」の価値観は本人の資質や希望を無視していてあまりに乱暴だからそこを肯定したいわけではなく、それにどの家庭にも一家に一人専業主婦・主夫の役割を設けられるほど社会にそこまで余裕がなくなってきているし、今の世の中では専業で家事がやれる人って、よっぽど将来に対する覚悟や用意があるか、よっぽど生活基盤がしっかりしている人じゃないともう無理な気がする。

 

短い夏休み。日々の営みを愛したいという一輪の花みたいな気持ちを抱えてまたせわしない生活へ帰ってゆくよ